ビール大手が
先月販売したビール
系飲料は、
4社のうち
3社が
前の
年の
同じ月を
上回りました。
新型コロナウイルスの
感染拡大で、
外出を
控える人が
増える中、
家庭で
飲む缶ビールなどの
販売が
好調だったためです。
各社の
発表によりますと、
ビールや
発泡酒、それに
第3のビールを
合わせた「ビール
系飲料」の
先月の
販売数量は、
前の
年の
同じ月と
比べてキリンが
3%、サッポロが
2%、それぞれ増加しました。
またアサヒも、金額ベースで4%増え、前の年に新商品の販売が好調だった反動で9%の減少となったサントリーを除く3社がプラスとなりました。
これについて各社は、新型コロナウイルスの感染拡大で宴会などが減り、飲食店向けの販売が落ち込んだものの、外出を控える人が増える中、家庭で飲む缶ビールなどの売り上げが伸びたことが背景にあると見ています。
東京 足立区のスーパーを訪れた女性は「外で飲食するのは衛生面でも不安なので、家でアルコールを飲む機会が増えました」と話していました。
ビール各社では「今月は宴会などが一段と減って飲食店向けの需要がさらに落ち込んでおり、当面は缶ビールなど家庭向けの商品の販売に力を入れていきたい」と話しています。