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日、さいたま
市の
路上で53
歳の
女性が
刃物で
刺されて
死亡した
事件で、
逮捕された
大学の
准教授の
夫は
調べに対し、
動機について「
言いたくありません」と
供述しているということで、
警察は
別居中だった
2人の
間に
何らかの
トラブルがあったとみて
詳しく
調べています。16
日午後6時ごろ、さいたま
市浦和区の
路上で、
近くに
住むさいたま
少年鑑別所の
職員、
浅野法代さん(53)が
刃物で
胸などを
刺されて
死亡し、
浅野さんの
夫で
文教大学の
准教授の
浅野正容疑者(51)が
殺人未遂の
疑いで
その場で
逮捕されました。
調べに対し「刺したことは間違いない」と容疑を認めていますが、捜査関係者によりますと、動機については「言いたくありません」と供述しているということです。
法代さんは職場から官舎に帰宅したあと自転車で外出したところだったとみられ、現場では、浅野准教授が自転車を後ろから押し倒して馬乗りになって刺す様子が通行人に目撃されていたということです。
2人は1年ほど前から別居していたということで、警察は容疑を殺人に切り替えて2人の間に何らかのトラブルがあったとみて、詳しく調べています。
文教大学学長「深くおわび」
浅野正准教授(51)が逮捕されたことを受けて、文教大学は17日午後3時半から会見を開きました。
冒頭に近藤研至学長が「文教大学の准教授がこのような事件を起こし、被害者のご冥福を心よりお祈り申し上げるとともに、世間をお騒がせしたことを深くおわび申し上げます」と陳謝しました。
そして浅野准教授が所属する人間科学部の益田勉部長が「大変温厚でもの静かな性格だったので、事件を起こしたと聞き大変驚いています。司法関係の実務の経験があり、学生に人気があった先生の1人で、トラブルは全く把握していませんでした。学生に対しては事件について説明するとともに面談などを行って心のケアをしていきたいです」と説明しました。
そのうえで、近藤学長は「今後の警察の捜査を見守り厳正に処分を行いたいです」と述べました。