일본어 뉴스: 植松聖被告の死刑確定へ控訴取り下げ相模原障害者殺傷事件

植松うえまつ聖きよし被告ひこくの死刑しけい確定かくていへ控訴こうそ取り下とりさげ相模原さがみはら障害しょうがい者しゃ殺傷さっしょう事件じけん

Mar 30, 2020 19:03

Furigana

相模原さがみはら市しの知的ちてき障害しょうがい者しゃ施設しせつで入所にゅうしょ者しゃ19人にんを殺害さつがいした罪つみなどに問とわれ、１いち審しんで死刑しけい判決はんけつを言い渡いいわたされた元もと職員しょくいんの植松うえまつ聖きよし被告ひこくが、弁護士べんごしが行おこなった控訴こうそを30日にち取り下とりさげました。これで植松うえまつ被告ひこくの死刑しけいが確定かくていすることになります。相模原さがみはら市しの知的ちてき障害しょうがい者しゃ施設しせつ「津久井つくいやまゆり園えん」の元もと職員しょくいん、植松うえまつ聖きよし被告ひこく（30）は平成へいせい28年ねん７月しちがつ、入所にゅうしょ者しゃ19人にんを殺害さつがいした罪つみなどに問とわれました。

被告ひこくの弁護士べんごしは１いち審しんで「当時とうじ、被告ひこくには責任せきにん能力のうりょくはなく無罪むざいだ」と主張しゅちょうしましたが、横浜よこはま地方ちほう裁判所さいばんしょは今月こんげつ16日にち、被告ひこくの責任せきにん能力のうりょくを認みとめ「19人にんもの命いのちを奪うばった結果けっかは、ほかの事例じれいと比較ひかくできないほどはなはだしく重大じゅうだいだ」として検察けんさつの求刑きゅうけいどおり死刑しけいを言い渡いいわたしました。

被告ひこくの弁護士べんごしは判決はんけつを不服ふふくとして今月こんげつ27日にちに東京とうきょう高等こうとう裁判所さいばんしょに控訴こうそしていましたが、裁判所さいばんしょによりますと30日にち、植松うえまつ被告ひこく本人ほんにんが控訴こうそを取り下とりさげたということです。

これによって植松うえまつ被告ひこくの死刑しけいは、控訴こうそできる期限きげんを過すぎる31日にち午前ごぜん０ぜろ時じに確定かくていすることになります。

殺害さつがいされた美帆みほさんの母親ははおや「国くにや社会しゃかい全体ぜんたいで考かんがえて」

植松うえまつ被告ひこくが控訴こうそを取り下とりさげたことについて、殺害さつがいされた19歳さいの美帆みほさんの母親ははおやは代理人だいりにんの弁護士べんごしを通をつうじて「死刑しけいが確定かくていしても、被告ひこくの考かんがえが変かわったわけではありません。被告ひこくには自分じぶんの考かんがえが間違まちがっていたことを反省はんせいし、命いのちを奪うばった19人にんに謝あやまってほしかった。このような悲かなしい事件じけんが二度にどと起おきないように国くにや社会しゃかい全体ぜんたいで考かんがえてほしいと思おもいます」とコメントしています。

犠牲ぎせいになった60歳さい女性じょせいの弟おとうと「私わたしにとってすべては済すんだ」

植松うえまつ被告ひこくが、弁護士べんごしが行おこなった控訴こうそを取り下とりさげたことについて、事件じけんで犠牲ぎせいになり、法廷ほうていで「甲かぶとＥい-さん」と呼よばれた60歳さいの女性じょせいの弟おとうとは「事件じけんからきょうまで、長ながいようであっという間までした。裁判さいばんが終おわるまで、被告ひこくのひと言ひとことひと言ひとことに惑まどわされてきましたが、刑けいが確定かくていすることで、そういった日ひがなくなります。過すぎた日ひは戻もどってきません。私わたしにとってすべては済すんだと思おもいます」とコメントしました。

尾野おの剛志たけしさん「これで本当ほんとうに一段落いちだんらくついた」

事件じけんで一時いちじ、意識いしき不明ふめいの重体じゅうたいとなった尾野おの一矢かずやさん（47）の父親ちちおやの剛志たけしさんは、植松うえまつ被告ひこくが控訴こうそを取り下とりさげたことについて、「控訴こうその取り下とりさげは死刑しけいを受け止うけとめたのだと思おもっていて、判決はんけつのときと同様どうように少すこしほっとしました。これで本当ほんとうに一段落いちだんらくついたと思おもいます」とコメントしました。

また今後こんごについては「被告ひこくには遺族いぞくや私わたしたちのような被害ひがい者しゃ家族かぞくのことばを受け止うけとめて反省はんせいして過すごしてほしいです。これからは前まえを向むいて、二度にどとこうした事件じけんが起おきないように話はなしをしていきたいし、重おもい障害しょうがいのある人ひとが暮くらしやすい世の中よのなかになればと思おもいます」としています。