新型コロナウイルスの
感染拡大を
防ぐため、
各国で
外出制限などの
対策がとられる
中、IT
大手 グーグルは、
人々の
動きを
分析して
市民が
外出を
どれだけ
控えたかを
国ごとに
見ることが
できる特設サイトを
公開しました。グーグルは
世界131の
国と
地域の
利用者の
位置情報を
スマートフォン
を通じて
入手し、
飲食店や
駅、
公園などを
訪れる人たちの
人数の
変化を
国や
地域ごとに
見ることが
できる特設サイトを
3日から
公開しています。
グーグルによりますと、位置情報の入手は同意した利用者に限られるということです。
サイトでは、レストランやショッピングといった「小売り・娯楽」をはじめ、「駅」、「自宅」など6つの分野に分けて、感染者数が少なかったことし最初の5週間と、先月29日の人の動きを比較しています。
世界で死者が最も多いイタリアでは、「小売り・娯楽」分野の人の動きはマイナス94%、「駅」はマイナス87%だった一方、「自宅」はプラス24%で、多くの人が外出を控えて自宅にとどまっていることがうかがえます。
感染者数が世界で最も多いアメリカでは、「小売り・娯楽」はマイナス47%でしたが、「自宅」はプラス12%でした。
日本では「小売り・娯楽」はマイナス26%、「自宅」はプラス7%にとどまり、感染が広がっている各国に比べて外出した人の割合が多くなっています。
ただ東京都に限ってみてみると、初めて外出の自粛が求められた週末であったことから「小売り・娯楽」はマイナス63%、「自宅」はプラス14%となっていて、多くの人が外出を控えたことがうかがえる結果となっています。
グーグルでは、こうしたデータは各国政府の新型コロナウイルスの対策につながるとして、今後も定期的にデータの更新を行うことにしています。