韓国と
北朝鮮は、
29日に
行った
閣僚級会談で、ムン・ジェイン(
文在寅)
大統領とキム・ジョンウン(
金正恩)
朝鮮労働党委員長による
南北首脳会談を
来月27日に
軍事境界線にあるパンムンジョム(
板門店)の
韓国側の
施設で
開くこと
などで
合意しました。
韓国と
北朝鮮は、
来月末に
開催することで
合意していた
首脳会談の
日程や
議題などを
話し合うため、
29日午前10時から
軍事境界線にあるパンムンジョムの
北朝鮮側の
施設で、ことし
2回目の
閣僚級会談を
行い、
韓国側からチョ・ミョンギュン(
趙明均)
統一相らが、
北朝鮮側から
祖国平和統一委員会のリ・ソングォン
委員長らが
出席しました。
そして、午後になって3項目からなる共同報道文が発表され、それによりますと、双方は、南北首脳会談を来月27日にパンムンジョムの韓国側の施設「平和の家」で開くことで合意しました。また、来月4日には、首脳会談の儀典や警護などについて話し合うための実務協議をパンムンジョムで行うことなどでも合意しました。
南北首脳会談が開かれるのは、2007年10月以来、10年半ぶり、3回目となります。
韓国大統領府「準備に最善尽くす」
南北首脳会談の日程が確定したことについて、韓国大統領府のキム・ウィギョム(金宜謙)報道官は「開催の日程が決まったので、準備にぬかりがないように最善を尽くす。南北首脳会談が、朝鮮半島に平和を定着させるための画期的な転機となるよう、すべての国民が心を1つにしてほしい」とするコメントを発表しました。