去年、
栃木県那須町で
登山の
訓練中の
高校生ら
8人が
雪崩に
巻き込まれて
死亡した
事故から
1年となり、
警察は、
当時引率していた
教員の
立ち会いのもと、
小型の
無人機・ドローンで
上空から
現場の
状況を
撮影する
など、
業務上過失致死傷の
疑いで
現場検証し、
当時の
安全管理に
問題がなかったか
調べています。
去年3月、
栃木県那須町の
茶臼岳で
登山の
訓練中だった
高校の
山岳部の
生徒らが
雪崩に
巻き込まれ、
生徒ら
8人が
死亡し
40人がけがをした
事故で、
警察は
29日、
改めて業務上過失致死傷の
疑いで
現場検証を
行っています。
検証は当時の状況に近い雪が残る時期にあわせて行われ、当時生徒を引率していた教員の立ち会いのもと、ドローンを使って上空から現場の状況を撮影しています。
この事故では、当日の朝、悪天候のため、訓練の内容が雪をかき分けて進む訓練に変更され、先頭の班が木々が生い茂る樹林帯を抜けたころに雪崩に巻き込まれました。
警察によりますと、検証ではドローンの上空からの映像を見ながら教員から話を聞いて、当時の訓練の進め方に問題がなかったか詳しく確認しているということです。教員に立ち会いを求めて現場検証を行うのは事故後初めてです。
警察は検証の結果も踏まえて、当時の安全管理に問題がなかったか捜査を進めています。