アメリカで
行われた
伝統のボストン・
マラソンで
日本選手として
31年ぶりの
優勝を
果たし、「
公務員ランナー」として
知られる
川内優輝選手が、
来年4月から
プロのランナーとして
活動して
いくことを
宣言しました。
31歳の
川内選手は、
埼玉県庁に
勤める「
公務員ランナー」として
知られ、
今月16日に
行われたボストン・
マラソンでは、
悪天候の
中、
持ち味の
粘り強さを
発揮し、
日本選手として
1987年の
大会の
瀬古利彦さん以来、
31年ぶりの
優勝を
果たしました。
川内選手は19日午後、大会が行われたアメリカから帰国し、成田空港で報道陣の取材に応じました。
この中で、川内選手は「日の丸がボストンの空に揚がるのを見て、あれほどすばらしい光景はなく、本当にうれしくて言葉にならなかった」と優勝の喜びを話しました。
そのうえで、「これまで公務員と両立しながらやってきたが、今の環境を変えなければ自己ベストを更新することもできない。日本人として世界の強豪とマラソンで戦いたい」と話し、今年度いっぱいで公務員を辞め、来年4月からプロのランナーとして活動していくことを宣言しました。
川内選手は、今月22日に岐阜市で行われるハーフマラソンの大会に出場する予定でその後、6月と7月には海外の大会を目指すということです。