また「野党が不信任案を出すのは野党の権限ですから、そのことについて、われわれがとやかく申し上げる立場にはないと思います」と述べました。
菅官房長官「仮定のことに答えは控える」
菅官房長官は午前の記者会見で「与党幹部の発言であり、私自身、承知していない。政府としては仮定のことに答えることは控えたい」と述べました。
自民 二階幹事長「今どうして解散できるのか」
自民党の二階幹事長は記者団に対し「今どうして解散できるのか。勝手な思いつきで言ったのだろうから発言した人に聞いてほしい。幹事長が知らない解散なんか世の中にあるわけがない。どうぞやるならやればいい」と述べました。
立民 辻元氏「『疑惑隠し解散』をやりたいのか」
立憲民主党の辻元国会対策委員長は記者団に対し「何を言っているのか。われわれに対する脅しだろうか。政府・与党には、そんなことを言っている余裕はないのではないか。ご自身の足元を見つめてほしい」と述べました。
また辻元国会対策委員長は党の会合で「『疑惑隠し解散』をやりたいのか。去年の解散も、疑惑隠しどころか『いんちき解散』だったのではないかと思われている中で、また安倍政権は『恥の上塗りの疑惑隠し解散』を打ちたいのか。あきれてものが言えない」と述べました。
公明 石田政調会長「解散権は総理大臣の専権事項」
公明党の石田政務調査会長は記者会見で「解散権は総理大臣の専権事項だということはずっと言われてきており、私のほうから特に申し上げることはない」と述べました。
民進 平野国対委員長「野党をけん制 それだけ」
民進党の平野国会対策委員長は記者会見で「与党なら当然そう言うだろう。そういうことを言って野党をけん制しているのだろう。それだけだ」と述べました。
維新 東氏「野党への脅しでしかない」
日本維新の会の馬場幹事長は記者会見で「衆議院の解散は総理大臣の専権事項なのでどうこう言うつもりはないが、前回からまだ半年しかたっておらず、国会の都合で大義名分のない解散をするのはいかがなものか」と述べました。
また、国会で与野党の対立が続いていることについて「野党側も、政党の再編もあり足並みがそろっていない。時間の引き延ばしが国民の不信につながっていることを自覚し、本来なすべきことをしてほしい。日本の国難は山積しており、真摯(しんし)に改革していく土壌づくりを与党側にも求めたい」と述べました。
日本維新の会の東参議院国会対策委員長は記者会見で「自民党の森山国会対策委員長が言うのであれば、野党に対する脅しでしかない」と述べました。
新党大地 鈴木代表「首相はありとあらゆることを考えている」
新党大地の鈴木宗男代表は安倍総理大臣と会談したあと記者団に対し、自民党の森山国会対策委員長が「内閣不信任決議案が出されれば、衆議院の解散も一つの選択肢だろう」と発言したことも会談で話題になったとし、「国民の理解を得るため、安倍総理大臣はありとあらゆることを考えているなと受け止めた」と述べました。