アメリカの
一部メディアは、
米朝首脳会談を
前に、
トランプ大統領が
韓国に
駐留するアメリカ
軍の
縮小に
向けた
選択肢の
準備を
国防総省に
指示したと
伝えました。ホワイトハウスは
報道内容を
否定する
声明を
出していますが、
北朝鮮は
在韓米軍の
撤退を
求めていることから、
在韓米軍の
縮小が
今後の
米朝の
間の
交渉材料と
なるのかに
注目が
集まっています。
これは
アメリカの
有力紙ニューヨーク・タイムズが
3日、
政権に
近い複数の
関係者の
話として
伝えました。
トランプ大統領の指示の背景には朝鮮戦争の終結が宣言されて平和協定が結ばれることになれば、韓国に駐留するアメリカ軍の現在の規模を維持する必要性が低くなることがあるとしています。
その一方で、指示は、在韓米軍の縮小を来月上旬までに開かれる見通しの米朝首脳会談の交渉材料にすることを意図したものではないとしています。
これに対し、ホワイトハウスで安全保障政策を担当するボルトン大統領補佐官は4日、声明を出し、「ナンセンスだ」として報道内容を否定しました。
また、トランプ大統領は4日、記者団に対して、「在韓米軍の話は、現時点ではテーブルの上にはない」と述べました。
ただ、北朝鮮は在韓米軍の撤退を求めていることから、在韓米軍の縮小が今後のアメリカと北朝鮮の間の交渉材料となるのかに注目が集まっています。