일본어 뉴스: 大分大規模土砂崩れ１か月梅雨前に対策工事急ぐ

大分おおいた大だい規模きぼ土砂崩どしゃくずれ１いちか月かげつ梅雨つゆ前まえに対策たいさく工事こうじ急いそぐ

May 11, 2018 04:05

Furigana

大分おおいた県けん中津なかつ市しで６ろく人にんが死亡しぼうした大だい規模きぼな土砂崩どしゃくずれから１いち１いち日にちで１いちか月かげつです。現場げんばでは大量たいりょうの土砂どしゃや大おおきな岩いわが急きゅう斜面しゃめんに残のこったままで、梅雨つゆを前まえにして大分おおいた県けんが土砂どしゃの流出りゅうしゅつを防ふせぐ対策たいさく工事こうじを急いそいでいます。先月せんげつ１いち１いち日にち、大分おおいた県けん中津なかつ市し耶馬溪やばけい町まちで起おきた大だい規模きぼな土砂崩どしゃくずれでは、住宅じゅうたく４よん棟むねが巻き込まきこまれ、６ろく人にんが犠牲ぎせいになりました。

現場げんばには犠牲ぎせい者しゃを悼いたむ人ひとたちが相次あいついで訪おとずれていて、１いち０ぜろ日にちも山口やまぐち県けんから訪おとずれたという夫婦ふうふが花はなを手向たむけていました。７なな０ぜろ歳さいの妻つまは「現場げんばを目めの前まえにすると自然しぜんの恐おそろしさを感かんじます。山やまあいでは、いつどこでこういう災害さいがいが起おきるかわからず、怖こわいと思おもいました」と話はなしていました。

現場げんばには１いちか月かげつたった今いまも大量たいりょうの土砂どしゃに加くわえ、大おおきな岩いわや倒たおれかかった木きが急きゅう斜面しゃめんに残のこったままで、２に次じ災害さいがいの危険きけんが指摘してきされています。このため大分おおいた県けんは、斜面しゃめんの下したに大型おおがたの土どのう、およそ１いち０ぜろ０ぜろ０ぜろ個こを積つんで土砂どしゃの流出りゅうしゅつに備そなえていて、今後こんごさらに高たかさ５ごメートルの防護ぼうご柵しがらみを設置せっちするほか、斜面しゃめんの内部ないぶにもパイプ１いち０ぜろ本ほんを通をとおして、土砂崩どしゃくずれを引き起ひきおこすおそれのある地下ちか水すいを抜ぬく工事こうじに取とりかかる予定よていです。

梅雨つゆを前まえに、大分おおいた県けんは対策たいさく工事こうじを来月らいげつ上旬じょうじゅんまでに終おえたいとしていて、作業さぎょうを急いそいでいます。

「梅雨つゆになったら」不安ふあん訴うったえる地元じもと

土砂崩どしゃくずれの起おきた大分おおいた県けん中津なかつ市しの耶馬溪やばけい町まちでは、梅雨つゆが近ちかいこともあって、新あらたな土砂崩どしゃくずれに不安ふあんを訴うったえる人ひとたちもいます。

耶馬溪やばけい町まちで消防しょうぼう団だんの団長だんちょうを務つとめる平原ひらはら周治しゅうじさん（６ろく５ご）は、１いちか月かげつ前まえの土砂崩どしゃくずれの朝あさ、午前ごぜん４よん時じすぎに出動しゅつどうを要請ようせいする電話でんわを受うけ、すぐに現場げんばに駆かけつけました。そして、次第しだいに夜よるが明あけ、辺あたりが明あかるくなると被害ひがいの全体ぜんたい状況じょうきょうが見みえ、土砂崩どしゃくずれの規模きぼの大おおきさにがく然がくぜんとしたと言いいます。

地元じもとの消防しょうぼう団だんは、行方ゆくえ不明ふめい者しゃを捜さがすためスコップを使つかって土砂どしゃを掘り起ほりおこす作業さぎょうにあたり、平原ひらはらさんは作業さぎょうの指揮しきを執とりました。

平原ひらはらさんたち地元じもとの消防しょうぼう団だんは、月つきに１いち度ど、パトロールを続つづけてきたほか、梅雨つゆの時期じきなどには早はやめに避難ひなんするよう住民じゅうみんに呼よびかけてきましたが、１いちか月かげつ前まえの土砂崩どしゃくずれは雨あめや地震じしんといった前兆ぜんちょうがなく、事前じぜんの対応たいおうはできませんでした。

平原ひらはらさんは今後こんご、梅雨つゆに入はいれば土砂崩どしゃくずれの危険きけんがさらに増ますとして不安ふあんを抱だいています。平原ひらはらさんは「雨あめも降ふっていなかったのに、どうして起おきたのか、今いまも考かんがえています。今後こんご、土砂崩どしゃくずれにどう備そなえていけばよいのか、わかりません」と話はなしていました。