世界各国で
開発が
進められている
量子コンピューターに
匹敵するという
桁違いの
計算能力を
持つ新型の
国産コンピューターが
実用化されることになりました。
宅配のルート
選択やがんの
治療など幅広い
分野で
活用が
期待されます。
量子コンピューターは、カナダのベンチャー
企業が、
膨大な
数の
組み合わせから
最適な
解を
選ぶ「
組み合わせ
最適化問題」の
処理に
特化したものをすでに
実用化しています。
大手電機メーカーの富士通は、この「組み合わせ最適化問題」を従来の電子回路を使いながら、量子コンピューターに匹敵する能力で処理できるという新型のコンピューターを開発し、今月からサービスの提供を始めました。
量子コンピューターと違い、部品を超低温に保つ必要がないため、大がかりな装置がいらないのが特徴だということです。
富士通では、人手不足が深刻な宅配業務を効率化するために最適なルートを選んだり、がん治療で放射線を当てる最も効果的な角度を決めたりする場合など幅広い分野で活用できるとして、2022年度までに1000億円規模の事業に成長させる計画です。