沖縄防衛局の
男性職員が、
軍用地への
投資を
勧める内容の
書籍を
無断で
出版していたことがわかり、
防衛局は
近くこの
職員を
処分する
方針です。
沖縄防衛局によりますと、
男性職員が
無断で
出版していたのは、「
お金持ちは
こっそり始めている
本当は
教えたくない!『
軍用地投資』
入門」という
書籍です。
先月に出版され、著者は、「里中一人」というペンネームですが、本の中では、『私は、現役の沖縄防衛局職員です』との記載があります。
内容は、一般の人でも沖縄のアメリカ軍基地などの軍用地を購入できるとして『長期で運用すれば年3%の運用も可能です。銀行預金や国債よりもはるかに利回りがよく、ローリスクの金融商品だと言えます』などと投資を勧めるものとなっています。
また、本の中では、軍用地投資のデメリットについて『ほとんどありませんが、いちばんのリスクは基地が返還されること』と記載されていて、国が進める沖縄の基地負担軽減と逆行するとも取れる内容もあります。
沖縄防衛局は近くこの職員を処分する方針で、小野寺防衛大臣は25日記者団に対し、「所要の手続きを経ずに書籍を出版していることは判明している。現在、規律違反の有無も含めて調査中であり、判明した事実に基づいて厳正に対処していきたい」と述べました。