韓国で、
いずれも
高圧的な
態度が
問題になって
大韓航空の
役職を
辞任した
姉妹の
母親が、
工事現場で
作業員の
肩を
突き飛ばす
などしたとして
暴行の
疑いで
警察に
出頭し、
一族への
批判が
一層高まり
そうです。
28日午前、ソウル
市内の
警察に
出頭したのは、
大韓航空を
傘下に
置く財閥ハンジン・
グループの
会長の
妻のイ・ミョンヒ
氏です。
韓国の警察は、イ氏が4年前、グループが関係するホテルの工事現場で作業員の腕を引っ張ったり肩を突き飛ばしたりしたとして、暴行の疑いで捜査しています。
これについては、イ氏と見られる女性が書類の束を地面に投げつけ、建築資材を蹴飛ばす映像が流出し韓国メディアによって報じられています。
イ氏は警察の前で「物議を醸し、申し訳ありません。誠実に調べに応じます」と述べ、固い表情で陳謝しました。
大韓航空をめぐっては、イ氏の長女のチョ・ヒョナ元副社長が4年前に客室乗務員のナッツの出し方に怒り、動き始めた機体を戻させたいわゆる「ナッツ・リターン事件」を起こしたほか、次女のチョ・ヒョンミン前専務が会議中に怒って出席者の顔に飲み物をかけたとして暴行の疑いで警察に出頭し、2人はいずれも大韓航空の役職の辞任に追い込まれました。
大韓航空の社員らはこの一族全員が経営から退くよう求めていますが、姉妹に加えて母親まで高圧的な態度が発覚したことで、一族への批判が一層高まりそうです。