カナダで
開幕した
G7=
主要7か国の
財務相・
中央銀行総裁会議は、
日本時間の
未明から
世界経済をめぐる
討議が
始まりました。
会議の
直前に
アメリカ・
トランプ政権が
決定した
EU=
ヨーロッパ連合やカナダの
鉄鋼製品に
高い関税を
かける措置に、
G7各国が
激しく
反発していて
議論になっているものとみられます。
今回の
会議は、
8日から
開かれる
G7サミットを
前に、
経済・
金融分野の
課題を
議論するために
開かれ、
日本から
麻生副総理兼財務大臣と
日銀の
黒田総裁が
出席しています。
討議は、日本時間の午前3時ごろから始まりましたが、会議の直前に、トランプ政権が中国や日本に続いて、EUとカナダにも鉄鋼製品などに高い関税を課すことを決めました。
この決定に、EUとカナダが激しく反発していて、議長国カナダのモルノー財務相は討議を前に、記者団に、関税の問題を最優先に話し合う意向を示し、「難しい会議になる」と述べました。
G7の財務相・中央銀行総裁会議の本来の目的は、金融市場や為替相場の安定のために連携し、対応策を打ち出すことですが、G7内で貿易摩擦がエスカレートしかねない状況の中で結束できるのか問われます。