日本大学アメリカンフットボール
部の
重大な
反則行為をめぐる
問題で、
日大は、
弁護士で
構成される
第三者委員会を
設置し、
真相の
究明などを
行うことになりました。
この問題では、
日大の
前監督と
前コーチが
傷害の
疑いで
警察に
告訴されていて、
今後は
第三者委員会の
調査と
警察の
捜査で
どこまで
事実解明できるかが
焦点となります。
先月6日に
行われた
日大と
関西学院大学の
定期戦で、
日大の
選手が
相手選手に
後ろからタックルする
重大な
反則行為をして、
全治3週間のけがを
負わせました。
この問題をめぐっては、内田正人前監督と井上奨前コーチが、けがをした選手側から傷害の疑いで警察に告訴されているほか、日大が先月31日付けで、弁護士7人で構成される第三者委員会を設置しました。
第三者委員会は、関係者からの聞き取りなどを行って、来月下旬を目標に調査結果をまとめる見通しです。
内田前監督は、1日に開かれた日大の理事会で、大学で務める常務理事を辞任したことが承認されましたが、日大は、解任としなかった理由について「警察や第三者委員会の判断がどうなるのかを大学として待つしかない。解任にまで踏み込めなかった」と説明し、内田氏の処遇が、警察の捜査と第三者委員会の調査結果に影響されるとの考えを示しました。
今後、第三者委員会の調査と警察の捜査でどこまで事実関係を解明できるかが焦点の1つとなります。