生命の
起源に
迫ろうと、
4年前に
打ち上げられた
探査機「はやぶさ
2」が、
目標の
小惑星「リュウグウ」まで
およそ800キロの
距離に
迫り、
14日、
最新画像が
公開されました。「リュウグウ」の
丸い形状が
はっきりとわかり、
直径が
およそ900メートルあることも
画像分析から
確認されたということです。
4年前に
鹿児島県から
打ち上げられた
小惑星探査機「はやぶさ
2」は、
現在、
地球から
およそ3億キロ離れた
宇宙空間を
飛行していて、
目標の
小惑星「リュウグウ」までおよそ
800キロの
距離に
迫っています。
JAXA(じゃくさ)=宇宙航空研究開発機構は14日会見を開き、「はやぶさ2」が13日撮影した最新の画像を公開しました。
拡大するとまだ画像に荒さはあるものの、JAXAは「リュウグウ」が全体的に丸い形状をしていることが確認できたと説明しました。
ただし一部に角張ったように見える部分があり、今後、詳しい形状を明らかにしていきたいとしています。
また今回の画像分析から、直径はおよそ900メートル、自転の周期は7時間40分ほどであることが確認できたということです。
はやぶさ2は、今月27日前後に「リュウグウ」から20キロの地点に到着して軌道に入り、表面や形状を詳しく観測し、その後、着陸して岩石の採取を行う最大のミッションに挑む予定です。
水や有機物が見つかれば、生命の起源に迫れる可能性もあると期待されています。
JAXAの吉川真ミッションマネージャは「これからさらに近づくので、来週にはもっと鮮明な画像が撮れる。リュウグウの姿がだんだん、わかってくることに期待を高めている」と話していました。