落語家の
桂歌丸さんが
今月2日に
亡くなったことを
受けて「
笑点」で
共演してきた
メンバー8人が
7日、そろって
取材に
応じ「
これからも
心の
中で
師匠と
一緒に
生きていきたい」
などと
話し、
歌丸さんをしのびました。
古典落語の
本格派として
人気を
集めた
桂歌丸さんは、
落語芸術協会の
会長を
務めるなど、
長年、
落語界の
顔として
活躍しましたが、
今月2日、
肺疾患のため81
歳で
亡くなりました。
これを受けて、歌丸さんが昭和41年の放送開始当初からレギュラーとして参加し、司会者も務めた演芸番組「笑点」の大喜利で共演してきたメンバー8人が、7日、収録のあとそろって取材に応じました。
この中で林家木久扇さんは、急きょ歌丸さんを追悼する大喜利が行われたというこの日の収録を振り返り「歌丸師匠が、まだそばを漂っているような感じがして、いないということが不思議でしょうがないです。悲しいのに笑ってもらわないといけない、すごく難しい商売だとつくづく思いました」と今の心境を語っていました。
三遊亭円楽さんは「これからも、歌丸師匠と心の中で一緒に生きていこうと思います。きざなせりふですが、ありがとうとしか言えません」と歌丸さんをしのんでいました。
また、座布団運びを務める山田隆夫さんは、病状の悪化した歌丸さんを見舞いに行ったときのことを振り返り「師匠は酸素を吸入しながら、声を上げて泣いていました。思わず、『山田隆夫ですよ』って言ったら、ふっと目を開けて『山田君、ありがとう』と2回言ってくれました。こちらこそ本当に、師匠、ありがとうございました」と涙を浮かべて話していました。