立憲民主党など野党6党派が
提出した
安倍内閣に対する
不信任決議案は、
衆議院本会議で
採決が
行われ、
自民・
公明両党と
日本維新の
会などの
反対多数で
否決されました。
国会の
会期末が22
日に
迫る中、
立憲民主党、
国民民主党、
共産党、
自由党、
社民党、
衆議院の
会派「
無所属の
会」は、20
日午前、
安倍内閣に対する
不信任決議案を
衆議院に
共同で
提出しました。
決議案は、午後1時からの衆議院本会議で審議され、立憲民主党の枝野代表はおよそ3時間にわたって趣旨弁明を行いました。
この中で枝野氏は「災害対応がある中で、カジノや恣意的(しいてき)な選挙制度の改悪を優先させた1点をもっても不信任に値する。災害対応を加速させるためにも、安倍内閣は信任すべきではない」などと訴えました。
これに対して自民党の金田幹事長代理は討論で「未曽有の大災害に、国民一丸となって、困難を乗り越えなければならない最も大切な時だ。大切なことは、政治の安定を図り、国民とともに、政治を前に進めて行くことだ」と反論しました。
そして採決が行われ、決議案は、自民・公明両党と日本維新の会などの反対多数で否決されました。
与党側は、このあと参議院本会議を開き、カジノを含むIR=統合型リゾート施設の整備法案を可決・成立させる方針です。