沖縄県は、ことし
4月すい臓がんの
手術を
受け
治療にあたってきた
沖縄県の
翁長知事について、
7日から
意識が
混濁する
状態になったとして、
当面、
副知事が
職務を
代理することになりました。
これは
沖縄県の
謝花副知事が
午後5時から
記者会見をして
発表したものです。
それによりますと、ことし
4月、
すい臓がんの
手術を
受け、
治療を
続けながら
職務に
当たってきた
翁長知事は、
先月30
日、
入院し、
7日から
意識が
混濁し、
徐々に意思確認に
支障を
来すようになったということです。
これを受けて沖縄県は、事前の翁長知事の指示に従って、8日から当面の間、2人の副知事が職務を代理することになりました。
謝花副知事は、一部で翁長知事が近く辞職すると報道されたことについて「みずからが辞職するとはわれわれは聞いていないので、否定いたします」と述べました。
翁長知事は先月、アメリカ軍普天間基地の辺野古移設をめぐり、前知事が行った埋め立て承認の撤回の手続きに入ると表明したばかりでした。
また、翁長知事は、ことし11月に行われる予定の県知事選挙に2期目を目指して立候補するかどうか明らかにしていません。
翁長知事を支援している共産党や社民党などは、翁長知事の再選を目指して準備を進めていますが、今回の体調悪化を受けて、支援する政党や団体の間で県知事選挙への対応をめぐる議論が活発になることも予想されます。