8日に
辞任を
表明した
日本ボクシング
連盟の
山根明会長が、
7日の
臨時の
理事会で、
理事らから「
現在の
状況は
選手ファーストを
掲げる組織の
理念に
反する」
などと
説得され、
辞任を
決断したことが
関係者への
取材でわかりました。
7日、
大阪市内で
行われた
日本ボクシング
連盟の
臨時の
理事会には、
8日に
辞任を
表明した
山根明会長の
ほか、
理事ら
およそ20
人が
出席しました。
関係者によりますと、山根会長は、会議が始まった当初は、辞任を求める意見に強く反発したということです。
しかし理事らから、現在のアマチュアボクシング界を取り巻く状況は選手ファーストを掲げる連盟の理念に反し選手のためになっていないことや、山根会長が正しいと感じている考え方と社会の連盟に対する見方にずれが生じていることなどを指摘されると意見を聞き入れるようになり、最終的に辞任することに納得したということです。
そして、会議の最後に、進行役の理事が「ご理解していただけましたか」と発言を促したところ、山根会長は決意を固めた様子を見せ「多くの迷惑をかけて申し訳なかった。これまでありがとうございました」と述べたということです。