厳しい
暑さが
続く中、
各地の
海水浴場はマリン
レジャーを
楽しむ人でにぎわっていますが「バナナ
ボート」
など水上オートバイに
引っ張っられて
楽しむ
遊具の
事故が
急増しています。
海上保安庁は14
日、
神奈川県の
海水浴場を
回って
注意を
呼びかけました。「バナナ
ボート」
など水上オートバイに
引っ張られて
楽しむ遊具は、インターネット
でも手軽に
購入できるようになり
利用者が
増えていますが、
事故も
急増しています。
海上保安庁によりますと、先月は19人が遊具に乗っていて事故に遭い、月別の件数としては去年のおよそ2倍で、統計を取り始めた平成13年以降最も多くなっているということです。
これを受けて海上保安庁の職員たちが14日、神奈川県の江ノ島を訪れ、スピードを出しすぎないことやヘルメットを着用することなどを呼びかけました。
海水浴に訪れた20代の女性は「バナナボートは沖縄で乗ったことありますが、事故が相次いでいるとは知りませんでした」と話していました。
第三管区海上保安本部の大川仁史安全対策課長は「使い方によっては危険性があることを認識して、スピードを出しすぎず、周りに障害物がないことを確認して遊んでほしい」と話していました。
7割が家族や友人どうしの事故
先月の事故について、海上保安庁の統計を基に詳しい状況を確認したところ、およそ70%が、マリンレジャーの業者による企画ではなく、家族や友人どうしで遊んでいた際に起きていました。
今月5日には兵庫県淡路市の海水浴場で、水上オートバイに引っ張られて曲がる際に大きく振られたバナナボートが別の水上オートバイに衝突し、乗っていた49歳の男性が死亡する事故が起きましたが、海上保安庁によりますと、この時も家族など知人たちで遊んでいたということです。
また、事故の多くはスピードの出しすぎが原因でしたが、水上オートバイの免許の取得や更新では、遊具を引っ張ることについて知識を問われるような内容は含まれていないということです。
海上保安庁は、遊具をインターネットで購入し個人的に所有する人が増える一方で、使用する際の注意点が十分には認識されていない可能性があるとして対策を強化することにしています。