「緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげん」全国ぜんこくに拡大かくだい 各地かくちの知事ちじは

秋田あきた 佐竹さたけ知事ちじ「県民けんみんへの呼よびかけ やりやすくなる」

秋田あきた県けんの佐竹さたけ知事ちじは「地域ちいきの実情じつじょうと言いうより、７なな都府県とふけんから全国ぜんこくに拡大かくだいする可能かのう性せいがあるということだと思おもう。宣言せんげんが出でれば、県民けんみんなどへの呼よびかけはやりやすくなる」と話はなしました。

そして東京とうきょうのように外出がいしゅつの自粛じしゅくを要請ようせいするかについては「秋田あきたは東京とうきょうとは違ちがい郡部ぐんぶはそれほど人ひとは多おおくない。密閉みっぺい、密集みっしゅう、密接みっせつの『３さん密みつ』など人ひととの接触せっしょくが多おおい外出がいしゅつは避さけてもらう。これまではほとんどが県けん外がいからの感染かんせんで、県けん外がいからの流入りゅうにゅうをどう抑制よくせいするかが中心ちゅうしんになる。県民けんみんへの分わかりやすい呼よびかけを考かんがえたい」と述のべました。

また、学校がっこうの休校きゅうこうを県内けんない一律いちりつに要請ようせいするかどうかについては、「結論けつろんは出でていないが、大型おおがた連休れんきゅうに向むけて郡部ぐんぶも含ふくめて帰省きせい客きゃくが多おおくなるので、全ぜん県けん的てきに休校きゅうこうにする可能かのう性せいもあると思おもう。教育きょういく委員いいん会かいと相談そうだんして、なるべく早はやく決きめたい」と述のべました。

一方いっぽう、すでに緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんが出でている地域ちいきで議論ぎろんになっている休業きゅうぎょう要請ようせいと、要請ようせいに応おうじた事業じぎょう者しゃへの支援しえんや補償ほしょうについては、「どういう国くにの交付こうふ金きんの措置そちがあるかによる。首都しゅと圏けんなどと違ちがい、将来しょうらいのことを考かんがえると、県けん単独たんどくでやるのはかなり無理むりがある」と述のべました。

長野ながの 阿部あべ知事ちじ「レベルを上あげた対策たいさくを考かんがえていく」

長野ながの県けんの阿部あべ知事ちじは16日にち夜よる８はち時じ前まえ、県庁けんちょうで記者きしゃ団だんの取材しゅざいに応おうじ「全国ぜんこくで外出がいしゅつを自粛じしゅくをする形かたちになるので、感染かんせんを広ひろげていかないという意味いみで意義いぎがある。県けんとしても命いのちを守まもることを最さい優先ゆうせんに、よりレベルを上あげた対策たいさくを考かんがえていく。すべての県民けんみんの皆みなさんに協力きょうりょくを心こころからお願おねがいしたい」と述のべ、県民けんみんに対にたいしいっそうの対策たいさくを呼よびかけました。

また事業じぎょう者しゃへの休業きゅうぎょう要請ようせいについて阿部あべ知事ちじは「そうしたことも念頭ねんとうに置おきながら政府せいふの対処たいしょ方針ほうしんの内容ないようを見極みきわめて検討けんとうしていきたい」と述のべました。県けんは、17日にちにも対策たいさく本部ほんぶ会議かいぎを開ひらき、緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんを踏ふまえた対策たいさくの検討けんとうを急いそぐ方針ほうしんです。

京都きょうと 西脇にしわき知事ちじ「先行せんこう７なな都府県とふけんを踏ふまえ措置そち講こうじたい」

今月こんげつ10日にち、緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんの対象たいしょうに加くわえるよう国こくに要請ようせいしていた京都きょうと府ふの西脇にしわき知事ちじは、記者きしゃ団だんの取材しゅざいに応おうじ「非常ひじょうに感染かんせんが進すすんでいる地域ちいきと広ひろがっていない地域ちいきをどのように扱あつかうのか。対象たいしょうが全国ぜんこくに広ひろがることによって危機きき意識いしきが薄うすれるようなことはあってはいけない。対象たいしょうとなれば重おもい権限けんげんと責任せきにんが与あたえられるので、しっかりとやっていきたい」と述のべ、感染かんせん拡大かくだい防止ぼうしを改あらためて徹底てっていしていく考かんがえを示しめしました。

また企業きぎょうなどに休業きゅうぎょうを要請ようせいするかどうかを問とわれると「国くにの対処たいしょ方針ほうしんがどうなるのかがわからないが、先行せんこうしている７なな都府県とふけんの運用うんようの状況じょうきょうを踏ふまえて、措置そちを講こうじていきたい。府民ふみんの皆様みなさまにはご不便ふべんをおかけするが、家族かぞくや大切たいせつな人ひとを守まもるためにぜひとも協力きょうりょくしていただきたい」と述のべ、緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんの対象たいしょうとなった場合ばあいは、休業きゅうぎょうの要請ようせいを行おこなうことを念頭ねんとうに理解りかいを求もとめました。

岡山おかやま 伊い原木げんぼく知事ちじ「指定していを受うけること 想定そうていせず」

岡山おかやま県けんの伊い原木げんぼく知事ちじは「状況じょうきょうが異ことなる中なか、全国ぜんこく一斉いっせいに適用てきようするのは乱暴らんぼうだとも思おもうが、『コロナ疎開そかい』など対象たいしょうを絞しぼったことで副作用ふくさようもあったのも事実じじつだ。ただ、岡山おかやま県けんがここまで早はやく指定していを受うけることは想定そうていしていなかった」と述のべました。

そして「外出がいしゅつ自粛じしゅくの要請ようせいなどは対応たいおうすることになるだろうが、休業きゅうぎょう要請ようせいについては、すでに出だされている地域ちいきの効果こうかを見極みきわめながら検討けんとうする。また、小中こなか学校がっこうについては自動じどう的てきに休校きゅうこうになるわけではないが、外出がいしゅつ自粛じしゅくを要請ようせいするわけなので、休校きゅうこうするならこのタイミングが適切てきせつではないか」としたうえで「正式せいしきにはあすの会議かいぎで決きめる」と述のべました。

鳥取とっとり 平井ひらい知事ちじ「正直しょうじき 驚おどろいている」

鳥取とっとり県けんの平井ひらい知事ちじは、「このようなことになったことは正直しょうじき、驚おどろいている。法的ほうてきに出でるとなると協力きょうりょくしていくことは使命しめいだ。政府せいふの考え方かんがえかたが示しめされしだい、県けんの方針ほうしんを出だしていきたい」と述のべました。

佐賀さが 山口やまぐち知事ちじ「最大さいだいのピンチだが最後さいごのチャンス」

佐賀さが県けんの山口やまぐち知事ちじは「最大さいだいのピンチだが最後さいごのチャンスだ。全国ぜんこく一律いちりつの強つよい措置そちだがしっかりみんなで乗り切のりきっていかなければならない」と述のべました。

また県けんの対応たいおうについて「がらっと変かわると思おもう」としたうえで、飲食いんしょく店てんなどの営業えいぎょうについては「言いうなれば東京とうきょうと同おなじ状態じょうたいになる。ほとんどが営業えいぎょうの休止きゅうしを要請ようせいする一律いちりつ的てきな措置そちになる」と述のべました。

また学校がっこうについては、「来週らいしゅうから休校きゅうこうの可能かのう性せいが出でてきた。県内けんないでは開校かいこう措置そちが続つづいてきたが、この間このかんに担任たんにんと子こどもたちが交流こうりゅうし、意思いし疎通そつうができたことは、今後こんごもし休校きゅうこうになっても生いきてくると思おもう」と述のべ、再ふたたび休校きゅうこうとなる可能かのう性せいを示唆しさしました。

熊本くまもと 蒲島かましま知事ちじ「経済けいざいへのインパクトがとても大おおきい」

熊本くまもと県けんの蒲島かましま知事ちじは県庁けんちょうで記者きしゃ会見かいけんし、「突然とつぜんのことでとても驚おどろいている」と述のべました。そのうえで蒲島かましま知事ちじは、「経済けいざいへのインパクトがとても大おおきいと思おもわれる。県民けんみんの生活せいかつにどのような影響えいきょうがあるのか分析ぶんせきしたい」と述のべ、今後こんご、対応たいおうを検討けんとうする考かんがえを示しめしました。