新型コロナウイルスの
感染拡大を
防ぐため、
合掌造りの
集落が
世界遺産に
登録されている
岐阜県白川村は、
観光客に対し、ことしの
大型連休中は
村を
訪れないよう
求める異例の
呼びかけを
始めました。
白川村にある
合掌集落は
年間200
万人以上が
訪れる人気の
観光地で、
村によりますと、「
緊急事態宣言」が
全国に
拡大された
中で
迎えた
今月19
日の
日曜日も、
観光客用の
駐車場には
多い時でおよそ100
台の
車が
止まっていたということです。
白川村はこのままでは大型連休中も多くの人が訪れ、村内で感染が広がる事態を招きかねないとして、来月2日から6日までの間は世界遺産に指定された地区を「原則閉鎖」とし、観光客用の駐車場を休業とするほか、地区を発着する路線バスを全面運休とすることを決めました。
村内の飲食店や宿泊施設には期間中の営業を取りやめるよう改めて要請するとともに、世界遺産の地区に通じる道路の入り口2か所に警備員を配置して訪れた観光客に引き返すよう促すとしています。
白川村の成原茂村長は「村民や来訪者の健康と命を最優先と考えこのような決断をした。協力をお願いしたい」とコメントしています。