일본어 뉴스: 新たな治療薬候補になるか２種類の物質発見新型コロナ

新あらたな治療ちりょう薬やく候補こうほになるか２に種類しゅるいの物質ぶっしつ発見はっけん新型しんがたコロナ

Apr 22, 2020 16:04 2

Furigana

新型しんがたコロナウイルスの治療ちりょう薬やくを開発かいはつしようと、国内こくないを中心ちゅうしんに25の研究けんきゅう機関きかんが集あつまって進すすめている共同きょうどう研究けんきゅうで、エイズの発症はっしょうを抑おさえる薬くすりなど２に種類しゅるいの物質ぶっしつが新型しんがたコロナウイルスの増殖ぞうしょくを妨さまたげることが発見はっけんされ、薬くすりの新あらたな候補こうほになるとして今後こんご、臨床りんしょう研究けんきゅうの実施じっしを目指めざすとしています。新型しんがたコロナウイルスの治療ちりょう薬やくを開発かいはつするため、国立こくりつ感染かんせん症しょう研究所けんきゅうじょや東京とうきょう理科りか大学だいがくなど国内こくないを中心ちゅうしんに25の研究けんきゅう機関きかんの専門せんもん家かは、緊急きんきゅうの共同きょうどう研究けんきゅうを開始かいししています。

共同きょうどう研究けんきゅうでは、日本にっぽんや欧米おうべいで承認しょうにんされている300種類しゅるい余あまりの薬くすりの中なかから、新型しんがたコロナウイルスの増殖ぞうしょくを妨さまたげる作用さようがあり、薬くすりの候補こうほになるものを調しらべたところ、エイズの発症はっしょうを抑おさえる薬くすりである「ネルフィナビル」と白血球はっけっきゅうが減少げんしょうする病気びょうきなどの薬くすりとして使つかわれている「セファランチン」の合あわせて２に種類しゅるいの物質ぶっしつを見みつけたということです。

「ネルフィナビル」はウイルスが増殖ぞうしょくする際さいに働はたらく酵素こうそを阻害そがいし、「セファランチン」はウイルスが細胞さいぼうに侵入しんにゅうするのを防ふせぐことがコンピューターによるシミュレーションで推定すいていされたとしています。

そして、発症はっしょうの半日はんにち後ごに、この２ふたつの物質ぶっしつを同時どうじに患者かんじゃに投与とうよした場合ばあいを推計すいけいすると、ウイルスが体内たいないからなくなるまでの期間きかんがおよそ10日間にちかんと、何なにも投与とうよしなかった場合ばあいと比くらべて５ご日にち程度ていど早はやめることができる可能かのう性せいが示しめされたということです。

グループは今後こんご、安全あんぜん性せいや効果こうかを確たしかめる臨床りんしょう研究けんきゅうの実施じっしを目指めざすとしています。

共同きょうどう研究けんきゅうの取とりまとめをしている国立こくりつ感染かんせん症しょう研究所けんきゅうじょの渡わたし士し幸こう一いち主任しゅにん研究けんきゅう官かんは「新型しんがたコロナウイルスの薬くすりの開発かいはつは、いくつか臨床りんしょう研究けんきゅうが進すすんでいるが、今回こんかいの２に種類しゅるいの物質ぶっしつも実験じっけんレベルでの効果こうかは高たかく、新あらたな候補こうほとして提案ていあんしたい」としています。