新型コロナウイルスに
感染している
疑いのあった
埼玉県の50
代の
男性が、PCR
検査を
受けたあと、
その結果が
出る前に
茨城県古河市の
医療機関を
受診していたことがわかりました。
男性は
その後、
感染が
確認され、
医療機関は
今も
休診せざるをえない
状況が
続いています。
茨城県などによりますと、今月14日、埼玉県の50代の男性が足首の痛みなどを訴えて、古河市にある松永外科医院を訪れました。
男性がこの外科医院を訪れるのは初めてで、事前の受付で「発熱はない」と申告したほか、診察の時にも「ほかの病気はない」などと答えたということです。
診察のあと、男性の妻から電話があり、「夫は感染の疑いがありPCR検査を受けた。たらい回しにされると思い黙っていた」と説明を受けたということです。
男性は今月1日から発熱などの症状があり、外科医院を受診した翌日に新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
男性の診察にあたった外科医院の院長はその後、自宅待機を余儀なくされ、外科医院は、今も休診せざるをえない状況が続いています。
院長は「あらかじめ症状が分かっていれば対策がとれるが、うそをついて受診すれば、結果的に多くの人に迷惑がかかる。症状があるときは、細かく伝えてほしい」と話していました。