Actualités japonaises: 新元号「万和」考案の石川忠久さん「令和はよくできている」

新しん元号げんごう「万まん和わ」考案こうあんの石川いしかわ忠久ただひささん「令りょう和わはよくできている」

Apr 21, 2019 07:04

Furigana

新しん元号げんごうの選定せんてい作業さぎょうをめぐり、漢詩かんしの研究けんきゅう者しゃで、二松学舎にしょうがくしゃ大学だいがくの元もと学長がくちょうの石川いしかわ忠久ただひささんがＮＨＫえぬえいちけいの取材しゅざいに応おうじ、政府せいふが示しめした６むっつの原案げんあんのうち「万まん和わ」を考案こうあんしたと明あかしたうえで、新しん元号げんごうの「令りょう和わ」について「何なにから何なにまでよくできている」と話はなしました。二松学舎にしょうがくしゃ大学だいがくの元もと学長がくちょうの石川いしかわ忠久ただひささんは、日本にっぽんにおける漢詩かんし研究けんきゅうの第だい一いち人にん者しゃとして知しられています。

石川いしかわさんは、国くにの担当たんとう者しゃから新しん元号げんごうの考案こうあんの依頼いらいを２に回かい受うけ、今回こんかいは、およそ10の案あんを提出ていしゅつしたということです。

石川いしかわさんは、新しん元号げんごうの選定せんていにあたって政府せいふが「元号げんごうに関にかんする懇談こんだん会かい」などに示しめした６むっつの原案げんあんの１ひとつ「万まん和わ」も提出ていしゅつしたと明あかしました。

そして、考案こうあんを依頼いらいされたことについて、「名誉めいよなことだと思おもいます」と述のべました。

そのうえで、「めでたい意味いみを持もっていて、言いいやすく、書かきやすく、誰だれもが親したしめる、しかも品しながあるものを考かんがえるのは簡単かんたんではない」と話はなし、時間じかんをかけて案あんを考かんがえたと振り返ふりかえりました。

また、新しん元号げんごうの「令りょう和わ」については、「いいですね。画数かくすうもいいし、発音はつおんしたときもなめらかだし、すぐに漢字かんじが頭あたまに浮うかびます。何なにから何なにまでよくできている」と感想かんそうを述のべました。

そのうえで、石川いしかわさんは、「令りょう和わ」が日本にっぽんの古典こてんから引用いんようされたことについて、「非常ひじょうにいいと思おもいます。中国ちゅうごくの古典こてんを日本人にっぽんじんが勉強べんきょうして日本にっぽんの古典こてんを作つくった中なかにいい字じがあったということなので、中国ちゅうごくの古典こてんとの精神せいしんはずっとつながっていると思おもいます。日本にっぽんの古典こてんも立派りっぱな古典こてんがあるので、そこからとるのは自然しぜんで違和感いわかんはない」と話はなしました。