農業の
生産性向上などを
テーマに、
G20=
主要20
か国の
農業を
担当する
閣僚による
会合が
新潟市で
始まりました。
G20
農相会合は、
来月の
大阪サミットに
関連する
閣僚会合の
先頭を
切る形で11
日から
新潟市で
始まり、
日本からは
吉川農林水産大臣が
出席しています。
2日間の会合では、AI=人工知能など農業の生産性を上げる技術の活用や、食品ロスの削減などをめぐってどのように協力していくかが話し合われ、12日に成果をまとめた共同宣言が公表される予定です。
また、日本としては、福島第一原発の事故のあと、日本産食品の輸入規制を続けている国や地域が依然多いことから、福島県産の農産物などを各国の閣僚に試食してもらうなどして、食品の安全性を訴えたい考えです。
会合に先立って、吉川大臣は、アメリカのパーデュー農務長官と会談し、アメリカ政府による輸入規制の早期撤廃を求めました。
さらに、日米間の貿易交渉での農林水産品の扱いをめぐって、TPP=環太平洋パートナーシップ協定など、過去の協定で譲歩した内容が最大限だとする、去年9月の共同声明に沿って話し合いを進めるべきだという日本の立場を伝えました。
一方、会談を終えたパーデュー農務長官は、記者団に対し、「アメリカは貿易赤字を抱えている」として、日本の農産物市場の開放を求める姿勢を示しました。