漫画の
魅力や
可能性を
紹介する、
日本国外としては
最大級の
展覧会が、ロンドンの
大英博物館で23
日から
始まるのを
前に、
内容が
報道陣に
公開されました。ロンドン
中心部の
大英博物館で
始まる漫画展には、「
鉄腕アトム」や「
キャプテン翼」、「ONE PIECE」
など、
日本で
それぞれの
時代を
代表する
およそ50
人の
漫画家による70ほどの
作品が
展示されています。
展示スペースでは、漫画を浮世絵や絵巻物にさかのぼる起源を持つ文化と位置づけ、アイヌ文化や同性愛といった幅広いテーマを扱った作品があることや、アニメやゲームへと発展していったことなども紹介しています。
また、漫画の読み方や漫画を題材にしたオブジェなども展示され、ふだん漫画を読まない人も楽しめるように工夫されています。
大英博物館では、2006年に初めて漫画を展示し、原画やコミック本を収蔵品に加えてきました。
展覧会を担当した学芸員のニコル・ルーマニエールさんは、「視覚に力強く訴える漫画は、ソーシャルメディアの時代にとても適しています。展覧会を通じて、漫画をすでに知っている若い世代だけでなく、幅広い人々に理解を深めてもらいたい」と話していました。
展覧会は、23日から8月26日まで開かれることになっています。