タイで
日本人を
狙った
振り込め
詐欺グループの
拠点が
摘発された
事件で、
警視庁はタイで
拘束された
日本人15
人全員を
日本に
移送する
機内で
詐欺の
疑いで
逮捕しました。
夕方以降、
日本に
到着する
見通しで、
グループの
実態解明を
進める方針です。ことし
3月、タイ
中部のパタヤで
日本の
振り込め
詐欺グループの
拠点が
摘発され、
不法就労の
疑いで
現地の
警察に
身柄を
拘束された
日本人の
男15
人は、
日本時間の
午前8時前、スワンナプーム
空港に
到着しました。
全員サングラスやマスクをしたりフードをかぶったりしていて、報道陣からの問いかけには答えず搭乗口から機内に乗り込みました。
警視庁は、成田空港に向かう便に3人、羽田空港に向かう便に12人をそれぞれ乗せて移送し、機内で15人全員を詐欺の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのはいずれも住所不定、職業不詳の岩本颯容疑者(23)ら22歳から54歳の15人です。
警視庁によりますと、ことし3月タイから福井市の50代の女性に有料サイトの利用料の未払いがあるとうそのメールを送って、電子マネー30万円相当をだまし取ったとして詐欺の疑いが持たれています。
これまでの調べで、このグループによる詐欺の被害額は、ことし1月から3月にかけて7000万円、被害者は80人に上るとみられるということです。
夕方以降、日本に到着する見通しで、警視庁は、日本国内から指示をしていた人物がいるとみて、実態解明を進める方針です。