北海道東部の
清里町では、サクラマスが
産卵のために
高さ
4メートル近い滝を
乗り越えようと、
果敢に
ジャンプを
繰り返す姿を
見せています。
清里町を
流れる斜里川には、
毎年この時期、
体長40
センチほどのサクラマスが、
産卵のためにオホーツク
海からさかのぼります。
そのサクラマスを待ち受ける難所が、高さ3.7メートルの「さくらの滝」です。
サクラマスは滝を乗り越えようと、急流に向かって果敢にジャンプをしますが、跳ね返されます。
訪れた人たちは、スマートフォンで動画を撮影するなどして、何度も諦めずに滝に挑んでいく姿を見守っていました。
岩手県から訪れた女性は「なかなか滝を乗り越えることができなくて『頑張れ』と心の中で応援していました」と話していました。
神戸市から訪れた男性は「何度跳ね返されても挑んでいく姿勢は、人間と同じだと思いました」と話していました。
地元の観光協会によりますと、例年およそ3000匹が上流を目指すということです。
サクラマスのジャンプは、8月上旬まで観察することができます。