アストロズの先発は、過去にサイ・ヤング賞を獲得し、今シーズンも10勝3敗、防御率2.86と抜群の成績をマークしている大リーグ屈指の好投手、ジャスティン・バーランダー投手で、大谷選手は、1回の第1打席は2球で2ストライクに追い込まれ、3球目のカーブを振らされて空振りの三振でした。
しかし、1点をリードした3回の第2打席は、バーランダー投手の2球目で、150キロを超える高めの速球を力強くセンターにはじき返し、今シーズン13号のソロホームランを打ちました。
大谷選手が誕生日にホームランを打ったのは、2014年のプロ野球・日本ハム時代、20歳になった時に2本のホームランを打った以来です。
大谷選手は5回の第3打席はファーストゴロ、8回の第4打席は2人目のピッチャーを相手にセカンドゴロで、この試合4打数1安打1打点で打率は3割9厘になりました。
試合はエンジェルスが5対4でアストロズに勝ちました。
大谷「いいところでしっかり打ててよかった」
大谷選手は25歳の誕生日にホームランを打ったことについて「自分の誕生日にホームランを打ちたいということはないが、同じ地区の首位チームを相手に打てたのはよかったと思う。いいところでしっかり打ててよかった」と冷静に振り返りました。
一方、通算214勝のバーランダー投手から、今シーズン初めての対戦でホームランを打ったことについては「1打席目はいいように打ち取られて、3回打席に立ったとしても、全部をいい打席にできるようなピッチャーではない。そういう意味では、1打席をいいものにできたのはよかった。高めの力のあるボールをしっかりいい方向に打って、結果に結び付けたのはよかった」と話しました。
オースマス監督「打席に立てば継続的にいい内容」
エンジェルスのブラッド・オースマス監督は、ホームランを打った大谷選手について「打席に立てば継続的にいい内容にしていて、ヒットや長打につなげている。きょう25歳になってもまだ若いが、とても賢く、事前の準備をしっかりと行う選手だ」と評価していました。
バーランダー投手「力のある選手」
大谷選手との今シーズン初めての対戦でホームランを打たれたアストロズのバーランダー投手は「ホームランにできるだけのいいスイングをしていた。これまでとおり、力のある選手で、きょうはいいプレーをしてあの打球につなげていた」と話しました。