埼玉県所沢市で
中学2年の
男子生徒が
刃物で
刺され
死亡した
事件で、
逮捕された
同級生の
男子生徒は、
当初、「
死亡した
生徒は
自殺した」と
説明していたことが
警察への
取材でわかりました。
その後、「
一緒に
勉強していてけんかになって
刺した」と
容疑を
認めたということで、
警察が
詳しい経緯などを
調べています。
5日午後5時ごろ、
埼玉県所沢市の
路上で、
近くに
住む中学2年生の
本郷功太郎さん(13)が
頭や
腹などを
刺されて
倒れているのが
見つかり、
病院に
運ばれましたが、
死亡しました。
本郷さんが倒れていたのは、同級生で14歳の男子生徒の自宅の前で、警察は近くにいたこの同級生が刃物で刺したとして、6日朝、殺人未遂の疑いで逮捕しました。
これまでの調べによりますと、5日は逮捕された生徒の自宅で、同級生3人で学校のテストの勉強をする予定でしたが、もう1人の生徒が着いたときには、本郷さんは血を流して倒れていたということです。
警察によりますと、逮捕された生徒は当初、駆けつけた警察官に対し「本郷さんは自殺した」と説明していましたが、その後、「自宅で一緒に勉強していて教科書のことでけんかになって刺した」と容疑を認めたということです。
警察は容疑を殺人に切り替えて、2人の間にトラブルがなかったかなど、詳しいいきさつや動機や調べています。
被害生徒の母親「ただただ悔しく、許せない」
亡くなった本郷さんの母親は「大切に育ててきた息子との突然の別れがいまだに信じられません。なぜ、息子がこのようなことに遭わなければならなかったのか、ただただ悔しく、犯人を許せない気持ちでいっぱいです。報道関係の方々の使命は承知しておりますが、今は、息子を静かに送ることに専念したいと思っています。私達家族の心情をご理解いただき、私達家族、親族、学校関係者及びご近所に対する取材はご遠慮願います。どうか、よろしくお願いいたします」というコメントを出しました。