日本新聞: 首里城火災正殿北側あたりが火元か警備員が証言

首くび里さと城じょう火災かさい正殿せいでん北側きたがわあたりが火元ひもとか警備けいび員いんが証言しょうげん

Nov 2, 2019 05:11

Furigana

那覇なは市しにある首くび里さと城じょうで城しろの主要しゅような建物たてものの「正殿せいでん」などが全焼ぜんしょうした火災かさいで、首くび里さと城じょうの警備けいび員いんが「正殿せいでんの北側きたがわに続つづく通路つうろの階段かいだんを上あがったところで煙けむりを確認かくにんした」と説明せつめいしていることが警察けいさつへの取材しゅざいでわかりました。警察けいさつは、セキュリティー装置そうちが異常いじょうを感知かんちしてまもなく煙けむりが通路つうろに来きていたことから、通路つうろに近ちかい正殿せいでんの北側きたがわのあたりが火元ひもととみて出火しゅっか原因げんいんなどを調しらべています。31日にち、那覇なは市しにある首くび里さと城じょうで起おきた火災かさいでは、城内きうちの建物たてものに次々つぎつぎと火ひが移うつって11時間じかんにわたり燃もえ続つづけ、「正殿せいでん」など城しろの主要しゅような建物たてものが全焼ぜんしょうしました。

警察けいさつによりますと、出火しゅっか当時とうじ、警備けいび員いんは、セキュリティー装置そうちが異常いじょうを感知かんちしたため、正殿せいでんの向むかいの門もんにある警備けいび室しつから現場げんばに向むかい、正殿せいでんの北側きたがわに続つづく通路つうろのシャッターを開あけて中なかに入はいったということです。その後そのごについて警備けいび員いんが「通路つうろ内ないにある正殿せいでんに入はいる階段かいだんを数すう段だん上あがったところで、息いきができなくなるほど煙けむりが充満じゅうまんしているのを確認かくにんした」と説明せつめいしていることが警察けいさつへの取材しゅざいでわかりました。

警察けいさつは、正殿せいでん内ないの異常いじょうを感知かんちしてまもなく煙けむりが通路つうろに来きていたことから通路つうろに近ちかい正殿せいでんの北側きたがわのあたりが火元ひもととみて火ひが出でた具体ぐたい的てきな場所ばしょの特定とくていを進すすめるとともに、出火しゅっか原因げんいんなどを調しらべています。