香港の
裁判所は、
去年の
大規模な
抗議デモに
関連し
無許可の
集会への
参加をあおった
などとして
起訴されている
民主活動家の
黄之鋒氏と
周庭氏ら3
人に対し、
有罪を
認定したうえで、
保釈を
取り消しました。3
人は
拘置施設に
移送され、
民主活動家への
締めつけが
強まる中、
香港の
民主化運動は
一層厳しい局面を
迎えることになります。
香港の民主派団体「香港衆志」の幹部だった黄之鋒氏と周庭氏ら3人は、去年6月、大勢の市民が警察本部を取り囲んだ大規模な抗議デモに関連し、無許可の集会への参加をあおったなどとして起訴されています。
23日の裁判で、3人は起訴された内容を認め、裁判所は有罪を認定したうえで、保釈を取り消しました。これにより、3人は拘置施設に移送され、量刑は来月2日に言い渡される予定です。
黄氏は出廷前、報道陣に対し「収監であれ、選挙への立候補の取り消しであれ、どんな圧力も私たちを止めることはできない。私たちが今やろうとしていることは世界に自由の価値を示すことだ」と話していました。
また、周氏は「未来に不安を抱いているが、ほかにも仲間たちが多くの犠牲を払っている。もっと重い罪に直面している仲間たちも支援してほしい」と話していました。
香港の民主化への支援を国際社会に訴えてきた中心的な活動家への締めつけが強まる中、香港の民主化運動は一層厳しい局面を迎えることになります。