Báo tiếng Nhật: 兵庫小学生兄弟放火殺人伯父に懲役30年の判決神戸地裁

兵庫ひょうご小学生しょうがくせい兄弟きょうだい放火ほうか殺人さつじん伯父おじに懲役ちょうえき30年ねんの判決はんけつ神戸こうべ地裁ちさい

Feb 15, 2024 18:02 5

Furigana

3年ねん前まえ、兵庫ひょうご県けん稲美いなみ町まちで自宅じたくに火ひをつけて小学生しょうがくせいの兄弟きょうだいを殺害さつがいしたとして殺人さつじんと放火ほうかの罪つみに問とわれた53歳さいの伯父おじに対にたいし、神戸こうべ地方ちほう裁判所さいばんしょ姫路ひめじ支部しぶは懲役ちょうえき30年ねんを言い渡いいわたしました。

住所じゅうしょ不定ふてい・無職むしょくの松尾まつお留とめ与あずか被告ひこく（53）は、2021年ねん11月つき、兵庫ひょうご県けん稲美いなみ町まちの自宅じたくにガソリンをまいて火ひをつけ、一緒いっしょに暮くらしていた妹いもうと夫婦ふうふの子こどもで小学しょうがく6年生ねんせいの松尾まつお侑城じょうさん（当時とうじ12）と小学しょうがく1年生ねんせいの眞まこと輝あきらさん（当時とうじ7）の兄弟きょうだいを殺害さつがいしたとして、殺人さつじんと放火ほうかの罪つみに問とわれました。

裁判さいばんで、検察けんさつが死刑しけいを求刑きゅうけいしたのに対にたいし、弁護べんご側がわは「被告ひこくには軽度けいどの知的ちてき障害しょうがいがある」などとして死刑しけいにすべきではないと主張しゅちょうしていました。

15日にちの判決はんけつで神戸こうべ地方ちほう裁判所さいばんしょ姫路ひめじ支部しぶの佐藤さとう洋幸ひろゆき裁判さいばん長ちょうは「被告ひこくは家いえの中なかで完全かんぜんに孤立こりつする中なかで妹いもうと夫婦ふうふへの恨うらみや憎にくしみを抱いだき、大切たいせつにしている存在そんざいを奪うばうことで自分じぶんの苦くるしみを分わからせたいと考かんがえたもので、命いのちを軽視けいししていると言いわざるをえず、動機どうきは身勝手みがってで悪質あくしつだ」と指摘してきしました。

一方いっぽうで「被告ひこくを無視むしするなどしていた妹いもうと夫婦ふうふに対にたいして恨うらみを抱いだくのにも無理むりからぬ面めんがあり、背景はいけいには留意りゅういしなければならない。また、被告ひこくには軽度けいどの知的ちてき障害しょうがいがあり、問題もんだい解決かいけつ能力のうりょくが低ひくいことも考慮こうりょすべきだ」などとして、懲役ちょうえき30年ねんを言い渡いいわたしました。