Japanese News: サッカーワールドカップ日本次の相手コスタリカの特徴は？

サッカーワールドカップ日本にっぽん次つぎの相手あいてコスタリカの特徴とくちょうは？

Nov 26, 2022 15:11

Furigana

サッカーのワールドカップカタール大会たいかい、日本にっぽんは27日にちに1次じリーグ第だい2戦せんでコスタリカと対戦たいせんします。コスタリカの特徴とくちょうは？

W杯はい 3大会たいかい連続れんぞく6回かい目めの出場しゅつじょう

コスタリカは世界せかいランキング31位いで、ワールドカップには3大会たいかい連続れんぞく6回かい目めの出場しゅつじょうです。

2014年ねんのブラジル大会たいかいではウルグアイ、イタリア、イングランドと、優勝ゆうしょう経験けいけんのあるチームがそろった1次じリーグを堅かたい守もりで負まけなしの1位いで突破とっぱ。

決勝けっしょうトーナメントの1回戦かいせんも勝かって、過去かこ最高さいこうとなるベスト8入いりを果はたし、旋風せんぷうを巻き起まきおこしました。

チームの持ち味もちあじは

チームの持ち味もちあじは、堅かたい守もりから一気いっきに攻せめ上あがる“堅守けんしゅ速攻そっこう”で、今こん大会たいかいの北きた中米ちゅうべいカリブ海かりぶかい最終さいしゅう予選よせんでも、14試合しあいで8失点しってんと、出場しゅつじょうした8チームの中なかで失点しってんは2番目ばんめに少すくない成績せいせきでした。

初戦しょせんとなった23日にちのスペイン戦せんを前まえに記者きしゃ会見かいけんしたルイスフェルナンド・スアレス監督かんとくは「相手あいての居心地いごこちを悪わるくさせたうえで、自分じぶんたちの強つよみを発揮はっきできればと思おもう。勝かつために何なにをすべきはわかっている」と自信じしんを見みせていました。

まさかの守備しゅび陣じん崩壊ほうかい

しかし、スペイン戦せんはまさかの展開てんかいとなりました。スペインが誇ほこる中盤ちゅうばんの選手せんしゅたちにボールをキープされ何なん度ども守備しゅびを崩くずされました。序盤じょばんから失点しってんを重かさね、前半ぜんはんだけで3失点しってん。後半こうはんも4点てんを失うしない自慢じまんの守備しゅび陣じんが崩壊ほうかいし、0対たい7の大差たいさで敗やぶれました。

調整ちょうせい不足ふそくを露呈ろていか

この試合しあいで露呈ろていしたのはチームの調整ちょうせい力不足ちからぶそくです。コスタリカは、大会たいかい直前ちょくぜんにイラクでの強化きょうか試合しあいを予定よていしていましたが、入国にゅうこく時じのパスポートに関にかんするトラブルで、急きゅうきょこの試合しあいが中止ちゅうしとなりました。直前ちょくぜんに選手せんしゅたちが実戦じっせんを経験けいけんできず、ぶっつけ本番ほんばんで初戦しょせんに臨のぞんでいました。

守護神しゅごじんの不安ふあん

そのあおりをうけたのが守備しゅびの要ようで35歳さいのゴールキーパー、ケイロル・ナバス選手せんしゅです。旋風せんぷうをおこした2014年ねんの大会たいかいでもチームの中心ちゅうしんだった守護神しゅごじんは、身長しんちょう1メートル85センチと、世界せかいのゴールキーパーと比較ひかくすると上背うわぜいはありません。

しかし、的確てきかくなポジショニングと抜群ばつぐんの反応はんのうの速はやさでゴール前まえに立たちはだかります。かつて所属しょぞくしたスペイン1部ぶリーグの強豪きょうごう、レアルマドリードでは史上しじょう初はつのヨーロッパチャンピオンズリーグの3連覇れんぱに貢献こうけんするなど数々かずかずのタイトルを手てにし、2019年ねんからフランス1部ぶリーグのパリサンジェルマンでプレーしています。

しかし、今こんシーズンはレギュラーを奪うばわれて1試合しあいも出場しゅつじょうしておらず、コンディションが不安ふあん視しされていました。初戦しょせんでもディフェンダーとの連携れんけいミスがあるなど本ほん調子ちょうしとはほど遠ほどとおく、失点しってんの場面ばめんなどでは仲間なかまと言い合いいあうような様子ようすも見みられました。

日本にっぽん戦せんに向むけ切り替きりかえは

それでも選手せんしゅたちは初戦しょせんの翌日よくじつの練習れんしゅうでは、笑顔えがおで大おおきな声こえを出だし、大敗たいはいのショックから気持きもちを切り替きりかえている様子ようすでした。

初戦しょせんに後半こうはんから出場しゅつじょうしたディフェンダーのケンダル・ワストン選手せんしゅは「まだつらい気持きもちは残のこっていて、消化しょうかするには時間じかんがかかるが急いそがないといけない。次つぎの日本にっぽん戦せんが一番いちばん大切たいせつになる」と前まえを向むいていました。

また、フル出場しゅつじょうしたディフェンダーのケイシェル・フレール選手せんしゅは「日本にっぽんとどう戦たたかうかについてチーム内ないで話はなしをした。準備じゅんびはできていて監督かんとくのプランに従したがう」と話はなしていました。

攻撃こうげき陣じんの中心ちゅうしんは引退いんたいするベテラン

スペインとの初戦しょせんは攻撃こうげき陣じんにも課題かだいが見みえました。相手あいて守備しゅび陣じんを崩くずす場面ばめんはほとんどなく、ボール支配しはい率りつは17％対たい74％と圧倒あっとうされました。試合しあいを通をとおして攻撃こうげき陣じんはシュートを1本ほんも打うてないまま敗やぶれ、力ちからの差さを見みせつけられました。

その攻撃こうげき陣じんの中心ちゅうしんはヨーロッパのリーグで長ながくプレーした経験けいけんを持もち、背せ番号ばんごう10を背負せおう37歳さいのベテラン、ブライアン・ルイス選手せんしゅです。左足ひだりあしからの多彩たさいなキックでチャンスを作つくり、得点とくてん能力のうりょくも高たかいミッドフィルダーは、2014年ねんの大会たいかいでは2得点とくてんを挙あげて攻撃こうげきをけん引けんいんしました。ルイス選手せんしゅは今こん大会たいかいを最後さいごに現役げんえきを引退いんたいする考かんがえを明あきらかにしていて、最後さいごのワールドカップに強つよい思おもいを持もって臨のぞんでいます。

日本にっぽんはどう戦たたかう

27日にちに行おこなわれる日本にっぽん対たいコスタリカ戦せん。これまでの対戦たいせん成績せいせきは、日本にっぽんの3勝しょう1引き分ひきわけで、ワールドカップでの対戦たいせんはありません。

決勝けっしょうトーナメント進出しんしゅつのためには守備しゅびの修正しゅうせいと、勝かち点てんが必要ひつようなコスタリカに対にたいし、日本にっぽんは得点とくてんを取とりに前まえに出でてくる相手あいての背後はいごのスペースをついたり、ボールを奪うばってから素早すばやくカウンターを仕掛しかけたりして、いかにチャンスを作つくれるかがポイントになりそうです。