ニューヨーク(CNN Business) 清涼飲料大手のコカ・コーラがハンガリーで展開する広告キャンペーンに同性愛カップルを登場させました。男性同士がキスする場面は同国の政治家や保守系活動家の集中攻撃を浴びていますが、コカ・コーラは広告の撤回には応じない意向です。
保守派がやり玉に挙げているのはコカ・コーラが展開している「Love is Love(愛情は愛情)」のシリーズ広告しています。ハンガリーの与党フィデス党の有力政治家や保守系メディアは、コカ・コーラ製品のボイコット運動やCMの放送禁止を呼びかけています。
LGBT団体が2017年にハンガリーで実施した世論調査では、性的指向に関係なく平等な権利を認めるべきだとする回答が60%を超えるなど、同国でも同性愛者の権利を支持する国民は増えています。
しかし与党フィデス党の党首はコカ・コーラ製品のボイコットを呼びかけ、ボイコットやCMの禁止を訴えるインターネットの嘆願運動には目標となる5万人の約半分の署名が集まっています。