災害時の
非常食や
防災に
役立つ道具などを「ふだん
使い」しながら
防災に
役立ててもらおうという
企業の
サービスが
広がり、
災害への
備えを
充実させる
動きとして
注目されています。
このうち、
日清食品は
災害時の
非常食として、
カップ入り
即席めん
3日分を
3か月ごとに
自宅に
届けるサービスを
9月2日から
始めます。
通常、カップめんの賞味期限は半年間ですが、定期的に届けることで備蓄を入れ替え忘れるのを防ぎ、新しいカップめんが届いたら、それまでのカップめんは、ふだんの食事として食べてほしいとしています。
日清食品マーケティング部の白澤勉ブランドマネージャーは「備蓄できる食品を、定期的に届けることで防災意識を高めるきっかけにしてほしい」と話していました。
一方、オフィス用品通販大手の「アスクル」は、ふだん使いの道具を災害時にそのまま使えるよう開発された商品を8月から販売しています。
このうち、メモリがついた紙コップは、災害時に計量カップとして使うことを想定しています。
また、圧縮した空気でインクを強く押し出すボールペンは、災害現場で紙がぬれていても文字を書けるということです。
アスクルメディカル&ケア事業本部の西原利仁部長は「ふだんから使うことで、防災を意識しなくても災害への備えを充実させてほしい」と話しています。