大リーグ、エンジェルスの
大谷翔平選手のチームメートで、ことし
7月に
亡くなったピッチャーの
死因は、
薬物と
アルコールを
摂取したあと
おう吐物を
詰まらせた
窒息死だと
明らかになりました。エンジェルスの
主力ピッチャーで
当時27
歳のタイラー・スキャッグス
さんは、ことし
7月1日に
遠征先のテキサス
州の
ホテルの
部屋で
亡くなっているのが
見つかりました。
テキサス州にある監察医事務所は30日、遺体からは医療現場で鎮痛薬として使われ強力な作用を持つ「フェンタニル」といった複数の薬物と、アルコールが検出され、スキャッグス投手の死因は薬物とアルコールを摂取したあと、おう吐物を詰まらせた窒息死だと明らかにしました。
スキャッグスさんの遺族は声明で「危険な薬物とアルコールの併用が死因だったことに心が痛む」としたうえでエンジェルスの関係者が捜査の対象になっていることを明らかにし、「ショックを受けている。麻薬をどのように入手し、誰が提供したのか、真実を知るまで気持ちは休まらない」と発表しました。
エンジェルスのビリー・エプラーゼネラルマネージャーは、会見を開き、「球団も全員が事実を求めている。そのため、捜査には積極的に協力してきた」と述べました。
一方で、球団関係者の関わりについては「捜査が行われているためコメントできない」と述べるにとどめました。