Japanese News: 電車の痴漢どこで多い？「見える化」アプリが話題

電車でんしゃの痴漢ちかんどこで多おおい？「見みえる化か」アプリが話題わだい

Sep 13, 2019 14:09 1

Furigana

電車でんしゃで通勤つうきん・通学つうがくする人ひとたちを悩なやませている痴漢ちかんの被害ひがい。どこで多発たはつしているのか、スマートフォンの地図ちず上じょうで示しめして「見みえる化か」し被害ひがいを防ふせごうというアプリが開発かいはつされ、話題わだいになっています。アプリの名なは「痴漢ちかんレーダー」。痴漢ちかんの被害ひがいがこれまでにどこで何なん件けん起おきているかを示しめす機能きのうがあり、無料むりょうで利用りようできます。

使い方つかいかたはいたってシンプルで、痴漢ちかんや盗とう撮と、つきまといなどの被害ひがいにあった時ときやそれを目撃もくげきした時ときに、アプリや専用せんようのウェブサイトにアクセスして「被害ひがいにあった」「痴漢ちかんをみた」といった表示ひょうじをタップするだけです。

アプリやサイトがその位置いち情報じょうほうを取得しゅとくし、地図ちず上じょうの最寄もよりの駅えきに被害ひがいの情報じょうほうが表示ひょうじされる仕組しくみです。

被害ひがいの情報じょうほうは８月はちがつのサービス開始かいし以降いこう、これまでに起おきた被害ひがいの件数けんすうが数字すうじで表示ひょうじされ、利用りよう者しゃは地図ちずを見みればどの駅えきの周辺しゅうへんで被害ひがいが多発たはつしているのかが分わかります。

被害ひがいを数字すうじで「見みえる化か」することで、多発たはつしている場所ばしょをできるだけ避さけてもらうのがねらいです。

インターネット上じょうでは「普及ふきゅうして告発こくはつのハードルが下さがるといい」「匿名とくめいで報告ほうこくできるのめっちゃいい」などと期待きたいする声こえが寄よせられました。

一方いっぽう「おもしろがって被害ひがいがないのに通報つうほうする人ひとが出でてきそう」と効果こうかを疑問ぎもん視しする声こえもあがりました。

サイトを作つくったのは社員しゃいん３さん人にんのベンチャー企業きぎょう「キュカ」です。さまざまな形かたちで使つかわれている位置いち情報じょうほうのビッグデータを痴漢ちかんの防止ぼうしにも応用おうようできるのではと考かんがえたのがきっかけでした。

音おとを出だしたり警察けいさつに通報つうほうしたりするような機能きのうはあえて付つけませんでした。満員まんいん電車でんしゃで騒さわぎを起おこすのを避さけたくて被害ひがいを訴うったえられない人ひとたちの「声こえなき声なきごえ」をすくい上すくいあげることがまずは大切たいせつだと考かんがえたからです。

開始かいしから１いちか月かげつで通報つうほうしたり閲覧えつらんしたりした利用りよう者しゃはおよそ３さん万まん人にん。会社かいしゃは今年度こんねんど中ちゅうに10万まん人にんに増ふやすことを目指めざしています。

今後こんごはビッグデータを鉄道てつどう会社かいしゃや自治体じちたいなどに提供ていきょうして対応たいおうを促うながしたり、将来しょうらい的てきには警備けいび会社かいしゃなどの企業きぎょうと組くんで通報つうほうした人ひとのもとに駆かけつけるような新あらたなビジネスに展開てんかいしていくことも検討けんとうしています。