流氷が
広がる北海道羅臼町の
海で、
海上保安庁が
全国で
2隻しか
持っていない、
氷を
砕きながら
進むことが
できる巡視船の
体験航海が
行われました。
体験航海には、招待された根室や釧路地方の住民など70人余りが参加しました。
羅臼海上保安署の巡視船、「てしお」は船の重さを生かして氷を砕きながら進むことができる船で、海上保安庁には全国で2隻しかありません。
3日は羅臼港を出て9キロほど沖に向かって進むと、一面に流氷が広がる景色が広がりました。
参加した人たちは船が氷を砕く「ガリガリ」という大きな音や船底から伝わる振動に歓声を上げたり、氷の上で羽を休めるオオワシを写真に収めたりしていました。
家族と一緒に参加した羅臼町の6歳の男の子は「氷を砕く音が楽しかった」と話していました。釧路市の45歳の女性は「写真よりきれいで迫力があり、感動しました。氷が割れる音や衝撃が船全体に伝わって来て、びっくりしました」と話していました。