9日夜、
千葉県木更津市の
マンションで、71
歳の
市議会議員が
刃物のようなもので
刺されて
殺害された
事件で、
警察が40
代の
親族とみられる
男から
任意で
事情を
聞いていることが、
捜査関係者への
取材で
分かりました。
警察は、
防犯カメラの
分析を
進めるなどして
当時の
状況を
詳しく
調べています。
9日午後9時前、
木更津市中央2丁目に
ある13
階建て
マンションの12
階にある
部屋の
玄関先の
通路で、
この部屋に
住む木更津市議会議員、
石川哲久さん(71)が
倒れているのを
妻が
見つけ、
警察に
通報しました。
石川さんは
病院に
運ばれましたが、
およそ1時間後に
死亡が
確認されました。
警察は石川さんの胸などに刃物のようなもので刺された痕が複数あったことなどから、殺人事件として捜査を進めています。
その結果、40代の親族とみられる男が何らかの事情を知っている疑いがあるとして警察が任意で事情を聞いていることが、捜査関係者への取材で分かりました。警察は引き続き防犯カメラの分析を進めるとともに、石川さんの周辺でトラブルがなかったかなど当時の状況を詳しく調べています。
死亡した木更津市議会議員の石川哲久さんは、東京大学を卒業後、昭和45年に旧建設省に入りました。その後、平成22年と26年の木更津市長選挙に立候補して落選しました。そして平成27年の市議会議員選挙に無所属で初当選し、現在、1期目でした。
石川さんの後援会事務所のSNSでは、来月予定されている市議会議員選挙に2期目を目指して立候補する意向が表明されていました。
祖父の善之助氏は初代木更津市長として昭和18年から昭和21年まで市長を務め、父親の昌氏も昭和54年から平成7年まで4期にわたって木更津市長を務めていました。