「せんせい」や「
越冬つばめ」
などのヒット
曲で
知られる
歌手の
森昌子さんが、
還暦を
迎えたのを
機にことし
いっぱいで
引退することになり、
記者会見で「
残りの
人生を
楽しんでいけるように
決断しました。
時代にも
ファンの
皆様にも
恵まれた
歌手人生でした」と
感謝の
思いを
述べました。
森昌子さんは
今月25
日に
自身のホームページで、ことし
いっぱいで
芸能界から
引退することを
表明し、28
日、
東京都内で
記者会見しました。
森さんは、去年10月に還暦を迎えたのを機に残りの人生について考えるようになったと説明し、「幼少期から今まで自分の時間を使ったことが少なく、思い出もそんなにありません。芸能活動以外に時間をかけて、残りの人生を楽しんでいけるように決断しました」などと引退の理由を述べました。
そのうえで「時代にもファンの皆様にも恵まれた歌手人生でした。たくさんいい曲があるので、多くの人に歌い継いでもらえたらうれしいです」と感謝の思いを述べました。
今後については何も決まっていないということで、「残された時間、感謝を胸に抱いて皆様の心に残る歌を全身全霊で歌っていきます」と話しました。
森さんは栃木県出身の60歳。
昭和47年、13歳で幼い恋心を歌った「せんせい」でデビューし、桜田淳子さん、山口百恵さんとともに「花の中三トリオ」として国民的な人気を集めました。
「哀しみ本線日本海」や「越冬つばめ」など音楽史に残る数々のヒット曲を出し、NHK紅白歌合戦には15回出場しています。
昭和61年に結婚を機に一度引退しましたが、20年後の平成18年に活動を再開していました。
所属事務所によりますと、森さんは去年10月に始まった「還暦コンサート」の全国ツアーを12月まで続け、新たなコンサートも検討しているということです。