「
京都アニメーション」の
スタジオが
放火された
事件から25
日で
1週間になります。
警察によりますと、
これまでに、
亡くなった34
人全員の
身元が
分かり、
遺体を
遺族のもとに
帰し
始めているということです。
1週間前の
今月18
日の
午前10
時半すぎ、
京都市伏見区に
ある「
京都アニメーション」の
第1スタジオに
押し入った
男が
ガソリンをまいて
放火し、34
人が
死亡、34
人が
重軽傷を
負いました。
警察によりますと、これまでに、亡くなった34人の身元が判明したということです。
警察は遺族に説明し、遺体を帰し始めているということです。
また、けがをした34人のうち重傷を負って入院した15人の中には、依然として意識が戻らず重体の人もいるということです。
一方、警察が放火や殺人などの疑いで逮捕状を取っている青葉真司容疑者(41)は、全身に重いやけどをして病院の集中治療室で治療を受けていますが、容体は予断を許さない状態が続いているということです。
青葉容疑者と京都アニメーションとのつながりは確認されておらず動機は不明なままで、警察は容体の回復を待って詳しく事情を聴くことにしています。
大勢のアニメファン きょうも献花に
事件後、現場近くに設けられた献花台には会社が手がけたアニメのファンなどが連日訪れ、25日も花を手向け、手を合わせる大勢の人たちの姿が見られました。
台湾から訪れた26歳の男性は「アニメが夢を与えてくれていたので非常に残念です。今後は義援金などを通じて支援をするつもりです」と話していました。
大阪府から訪れた60歳の男性は「亡くなった人がたくさんいるとニュースで知り、現場で手を合わせたいと思ってきました。胸が詰まるような思いがします」と話していました。
現場の建物の前にも亡くなった人を悼む人たちが次々に訪れています。
神戸市の50代の男性は「多くの若いクリエイターたちが命を落とした悲惨な事件で、許せない気持ちでいっぱいです」と話していました。