全国の花火師たちが美しさや独創性を競う全国花火競技大会「大曲の花火」は、2020年とおととしは新型コロナウイルスの影響で2年連続で中止され、去年は飲食物の販売をほとんど行わない形で行われました。
95回目となることしは4年ぶりに制限を設けない形で26日夜、雄物川の河川敷を会場に開かれ、全国から28の花火業者が参加して、およそ1万8000発の花火が夜空を彩りました。
メインイベントの「大会提供花火」では、平和への祈りをテーマに冒頭でウクライナの国の花であるひまわりが黄色や緑色の花火で表現されました。
そして、およそ5分間のあいだに2000発の花火が次々と打ち上げられ、観客たちからは大きな拍手があがっていました。
東京から夫婦で訪れた66歳の男性は「短い時間で次々と打ち上がっていく花火が豪華で感動しました。ことしは露店もありにぎやかで、冷たい飲み物を飲みながら楽しむことができてよかったです」と話していました。