NHKの
番組「きょうの
料理」に
長年出演し、
和食の
魅力を
伝えた
料理研究家の
鈴木登紀子さんが12
月28
日、
肝細胞がんのため
東京都内の
自宅で
亡くなりました。96
歳でした。
鈴木さんは
青森県生まれで、
幼少期から
母親に
料理を
学び、
結婚後も
家庭で
腕前を
磨き、
近所の
人たち
向けに
開いた
料理教室が
評判となって46
歳の
時に
料理研究家として
活動を
始めました。
自宅で料理教室を開くかたわら、40年以上にわたってNHKの料理番組「きょうの料理」に出演して、本格的な懐石料理から簡単な総菜まで、和食の魅力や奥深さを紹介し、時に厳しくも優しく明るい人柄で「ばぁば」の愛称で親しまれました。
料理だけでなく礼儀作法の指導にも携わるなど、和食文化の継承に尽力し、平成25年に放送文化賞を受賞しています。
遺族によりますと、鈴木さんは80代後半からがんや心筋梗塞を患い、検査や通院を続けていたということですが、先月に入って体調が悪化し、12月28日、東京都内の自宅で肝細胞がんのため亡くなったということです。
96歳でした。