Actualités japonaises: 贈与税と相続税政府・与党の見直し案判明来年度税制改正で

贈与ぞうよ税ぜいと相続そうぞく税ぜい政府せいふ・与党よとうの見直みなおし案あん判明はんめい来年度らいねんど税制ぜいせい改正かいせいで

Dec 12, 2022 15:12 3

Furigana

来年度らいねんどの税制ぜいせい改正かいせいで、政府せいふ・与党よとうが検討けんとうしている贈与ぞうよ税ぜいと相続そうぞく税ぜいの見直みなおし案あんが明あきらかになりました。

生前せいぜんに贈与ぞうよされた財産ざいさんと、死後しごに相続そうぞくした財産ざいさんとを合算がっさんして、課税かぜい額がくを計算けいさんする期間きかんを、3年ねんから7年ねんに延のばす一方いっぽう、「相続そうぞく時じ精算せいさん課税かぜい制度せいど」の利便りべん性せいを高たかめることで、若わかい世代せだいへの資産しさん移転いてんを促うながすことにしています。

親おやなどから生前せいぜんに贈与ぞうよを受うけた財産ざいさんは、毎年まいとし110万まん円えんまでは、贈与ぞうよ税ぜいがかかりません。

ただ、生前せいぜんに分割ぶんかつして贈与ぞうよすることで、相続そうぞく税ぜいを軽減けいげんするのを防ふせぐため、亡なくなった日ひから3年ねん前まえまでに受うけた贈与ぞうよについては、相続そうぞくした財産ざいさんと合算がっさんして、相続そうぞく税ぜいを納おさめることとなっています。

これについて政府せいふ・与党よとうは、平均へいきん寿命じゅみょうが延のびて、生前せいぜんに贈与ぞうよできる期間きかんが長ながくなっているなどという指摘してきを踏ふまえ、来年度らいねんどの税制ぜいせい改正かいせいで、合算がっさんの対象たいしょう期間きかんを、亡なくなった日ひから7年ねん前まえまでに延のばす方針ほうしんを固かためました。

ただ、延長えんちょうした4年ねん分ぶんについては、総額そうがく100万まん円えんまで相続そうぞく財産ざいさんに加算かさんしないとしています。

合算がっさんする期間きかんは、2027年ねん1月つき以降いこう、段階だんかい的てきに延のばし、2031年ねん1月つきに7年ねんとなります。

一方いっぽう、2500万まん円えんまでの生前せいぜんの贈与ぞうよについて、いったんは非課税ひかぜいとしたうえで、相続そうぞくの際さいに合算がっさんして課税かぜい額がくを計算けいさんする「相続そうぞく時じ精算せいさん課税かぜい制度せいど」も見直みなおす方針ほうしんです。

これまでは、少すくない金額きんがくの贈与ぞうよでも税務署ぜいむしょに申告しんこくする義務ぎむがありましたが、見直みなおしによって、贈与ぞうよ税ぜいの基礎きそ控除こうじょである110万まん円えんとは別べつに、毎年まいとし110万まん円えん以内いないの贈与ぞうよは、相続そうぞく時じに申告しんこくしなくてもよいようにする方針ほうしんです。