韓国の
元慰安婦の
支援団体がソウル
市内で
運営する
施設の
責任者が、
自宅で
死亡しているのが
見つかりました。
団体は
寄付金の
使いみちが
不透明だ
などと
指摘され、
この施設などが
先月、
検察の
捜索を
受けていて、
警察は
自殺した
可能性があるとみて
調べています。
韓国メディアによりますと、
元慰安婦の
支援団体がソウル
市内で
運営する
施設の
責任者の
女性が6
日夜、ソウル
近郊のパジュ(坡
州)に
ある自宅の
トイレで
死亡しているのが
見つかりました。
外部から侵入された形跡など、事件性をうかがわせるものはないということで、警察は自殺した可能性があるとみて調べています。
支援団体をめぐっては、元慰安婦の91歳の女性が、運営に問題があると批判したのをきっかけに、韓国メディアから寄付金の使いみちが不透明だなどと指摘され、検察が横領などの疑いがあるとする告発を受けて捜査を進めています。
ソウル市内の施設は先月、団体の事務所とともに検察の捜索を受けていて、通信社の連合ニュースは、遺体で見つかった責任者の女性が周囲に対し、「捜査を受けてつらい」と話していたと伝えています。
長年団体を率いてきた前の理事長で、国会議員のユン・ミヒャン(尹美香)氏は、一連の疑惑について全面的に否定していますが、資金の流れの解明を求める世論が強まっていて、検察の捜査の行方が注目されています。