前線と
低気圧の
影響で、
西日本から
東北にかけての
広い範囲で
大気の
状態が
不安定になり、
激しい雨が
降っています。15
日の
明け方にかけて
局地的に
非常に
激しく
降るおそれがあり、
気象庁は
土砂災害や
低い土地の
浸水、
川の
増水に
警戒するよう
呼びかけています。
気象庁によりますと、日本海から東日本にのびる前線や、前線上の低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、西日本から東北にかけての各地で大気の状態が不安定になっています。
この時間は、北陸や近畿北部に発達した雨雲がかかり、午後6時までの1時間に
▽福井県坂井市春江で36.5ミリ、
▽石川県加賀市の菅谷で34ミリの激しい雨が降りました。
これまでの雨で、富山県、石川県、福井県では土砂災害の危険性が高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
今後、低気圧が東北を通過し、前線は九州南部付近まで南下する見込みで、15日の明け方にかけて西日本から東北にかけての広い範囲で雷を伴って激しい雨が降り、局地的には1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
15日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで
▽九州南部で150ミリ、
▽北陸で140ミリ、
▽東北で120ミリと予想されています。
気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒するとともに、落雷や竜巻などの突風に十分注意するよう呼びかけています。