Actualités japonaises: 「成果ゼロ」北朝鮮との非核化交渉ボルトン前米大統領補佐官

「成果せいかゼロ」北朝鮮きたちょうせんとの非核ひかく化か交渉こうしょうボルトン前ぜん米べい大統領だいとうりょう補佐ほさ官かん

Jun 22, 2020 12:06

Furigana

アメリカのボルトン前ぜん大統領だいとうりょう補佐ほさ官かんは、政権せいけんの内幕うちまくを描えがいたとする暴露ばくろ本ほんの出版しゅっぱんに合あわせてＡＢＣえいび-し-テレビのインタビューに応おうじ、北朝鮮きたちょうせんとの非核ひかく化か交渉こうしょうについてトランプ大統領だいとうりょうは自分じぶんがどれだけ目立めだつかに強つよい関心かんしんがあったとする一方いっぽう、非核ひかく化かに向むけた成果せいかは「明あきらかにゼロだ」として、厳きびしく批判ひはんしました。トランプ大統領だいとうりょうの側近そっきんだったボルトン前ぜん大統領だいとうりょう補佐ほさ官かんは、今月こんげつ23日にちに政権せいけんの内幕うちまくを描えがいたとする回顧かいこ録ろくを出版しゅっぱんする予定よていで、これを前まえにＡＢＣえいび-し-テレビのマーサ・ラダッツ氏しの独占どくせんインタビューに応おうじました。

この中なかでボルトン氏しは、おととし6月つきのシンガポールでの初はつの米べい朝ちょう首脳しゅのう会談かいだんに言及げんきゅうし「トランプ大統領だいとうりょうは何なん度ども記者きしゃ会見かいけんに報道ほうどう関係かんけい者しゃは何なん人にん出席しゅっせきするのか聞きいてきた」と述のべて、自分じぶんがどれだけ目立めだつかに強つよい関心かんしんを持もっていたと指摘してきしました。

一方いっぽうで、非核ひかく化かに向むけた成果せいかについては「明あきらかにゼロだ」と述のべたうえで、トランプ大統領だいとうりょうがキム・ジョンウン（金きむ正ただし恩おん）朝鮮ちょうせん労働党ろうどうとう委員いいん長ちょうとの個人こじん的てきな関係かんけいを強調きょうちょうしていることについて、「残忍ざんにんな独裁どくさい者しゃを褒ほめたたえれば、取り引とりひきさせることができるだろうという考かんがえは極きわめて単純たんじゅんで危険きけんだ」と厳きびしく批判ひはんしました。

またボルトン氏しは、シンガポールでの会談かいだんをめぐり「トランプ大統領だいとうりょうはキム委員いいん長ちょうにエルトン・ジョンのＣＤし-でぃ-を渡わたして、彼かれのことを『ロケットマン』と呼よんだのは褒ほめ言葉ことばだったと説明せつめいしようとしていた。何なにが本当ほんとうに大切たいせつかわかっていないのではないか」と述のべました。

一方いっぽう、トランプ大統領だいとうりょうの弾劾だんがい裁判さいばんの対象たいしょうとなったいわゆるウクライナ疑惑ぎわくについて、ボルトン氏しはトランプ大統領だいとうりょうがウクライナ政府せいふに軍事ぐんじ支援しえんと引ひきかえに、政敵せいてきのバイデン前ぜん副ふく大統領だいとうりょうに関連かんれんする調査ちょうさを要求ようきゅうし、政権せいけんの多おおくの幹部かんぶもこれを認識にんしきしていたと明あきらかにしました。

ナバロ大統領だいとうりょう補佐ほさ官かん「代償だいしょうを払はらわなくてはならない」

ボルトン氏しの回顧かいこ録ろくの出版しゅっぱんについて21日にち、ＣＮＮし-えぬえぬテレビに出演しゅつえんしたナバロ大統領だいとうりょう補佐ほさ官かんは「ボルトン氏しの本ほんには機密きみつ性せいが高たかい情報じょうほうが含ふくまれている。ボルトン氏しは本ほんの出版しゅっぱんによって利益りえきを得えられないし、実刑じっけい判決はんけつを受うけるおそれがあるだろう」と述のべ、守秘しゅひ義務ぎむ違反いはんに問とわれる可能かのう性せいを指摘してきしました。